beacon

こうなれば優勝、どうなればCS進出…J1最終節を解説

このエントリーをはてなブックマークに追加

 Jリーグは今週末、今季のリーグ最終節を各地で行う。22日はJ1第2ステージの第17節が行われる。すでに来季J2降格となる下位3チームが確定しているため、上位勢の争いに注目が集中している。

 第2ステージの優勝争いは勝ち点37のサンフレッチェ広島と同34の鹿島アントラーズの2チームに絞られている。ただ、鹿島が名古屋グランパスに勝ち、広島が湘南ベルマーレに敗れた場合でも、勝ち点では並ぶ計算になるが、得失点差で広島が12上回っているため、事実上、争いはほぼ決着している。

 また広島は、年間勝ち点71で、年間1位にも立っている。こちらは同69と勝ち点2差で追う浦和レッズとの争いになっている。広島が湘南に敗れ、浦和がヴィッセル神戸に勝った場合に順位が逆転する。広島が引き分け、浦和が勝利すれば勝ち点で並ぶが、現時点で両チームの得失点差に12差あり、浦和にとっては厳しい展開になっている。

 チャンピオンシップ進出争いも面白い。現時点のまま順位に変動がなければ、年間1位と第2ステージ優勝の広島が決勝へのシード権を獲得。第1ステージ優勝の浦和と年間3位のFC東京が準決勝を戦うことになる。

 順位変動があった場合は、次のパターンが考えられる。まずは年間1位が入れ替わった場合は、浦和が決勝へのシード権を獲得。広島が年間2位になり、準決勝に回ることになる。また、年間3位の争いは勝ち点62のFC東京と同60のガンバ大阪の争い。鳥栖と対戦するFC東京が引き分け以下、G大阪がモンテディオ山形に勝利すれば、得失点差でも上回ることからG大阪が逆転3位でチャンピオンシップ出場を決めることになる。

 そして、数字上の可能性としてあるのが、鹿島が第2ステージ優勝を決めた場合だ。その場合は、準決勝の前にCS1回戦が設けられる。広島が年間1位をキープした場合は、年間2位で第1ステージ優勝の浦和が準決勝シードを獲得。1回戦で鹿島と年間3位チームが対戦する。もし、浦和が年間1位になった場合は、鹿島が準決勝のシードとなり、年間2位の広島と年間3位チームが1回戦で対戦する。ただ、上記のように実現の可能性は低いと考えられる。

第17節
11月22日(日)
鹿島 13:30 名古屋 [カシマ]
浦和 13:30 神戸 [埼玉]
柏 13:30 新潟 [柏]
F東京 13:30 鳥栖 [味スタ]
川崎F 13:30 仙台 [等々力]
横浜FM 13:30 松本 [日産ス]
甲府 13:30 清水 [中銀スタ]
G大阪 13:30 山形 [万博]
広島 13:30 湘南 [Eスタ]

■年間順位
1 広島(71) +38
2 浦和(69) +26
3 F東京(62) +12
4 G大阪(60 +15
5 鹿島(56) +15

■第2S順位
1 広島(37) +25
2 鹿島(34) +13
3 横浜FM(28) +9
4 G大阪(28) +4
5 浦和(28) +4

TOP