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ベストヤングプレーヤー受賞の広島FW浅野「来季は二ケタゴールを目指したい」

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 Jリーグは21日、「2015 Jリーグアウォーズ」を都内のホテルで開催した。ベストヤングプレイヤー賞はサンフレッチェ広島のFW浅野拓磨が受賞。広島からの選出は、新人王を含めると、00年に選出されたMF森崎和幸に次いで2人目となった。

 Jリーグアウォーズに出席した浅野は、「このような賞を受賞できたのも自分に関わるすべての人のおかげだと思います。応援してくれる地域の方々、指導してくれた方々、ファン・サポーターの皆さん、スタッフ、チームメイト、ここまで育ててくれた家族両親のおかげだと思っています」と感謝の気持ちを示した。そして、「プロになってから、一つの目標としていた賞でした。なかなか取れずに3年目で取れて素直にうれしいですが、もっともっと頑張ろうと思える賞だと思うので、うれしさと頑張ろうという気持ちが半々です」と受賞の気持ちを語った。

 13年に四日市中央工高から広島に加入すると、今季のJ1リーグで自己最多となる32試合に出場。第1ステージ第6節FC東京戦でJ初ゴールを挙げると、すべて途中出場ながらも8ゴールを記録し、チームの年間順位1位に大きく貢献した。また、G大阪とのチャンピオンシップ第2戦でも途中出場で貴重な同点ゴールを陥れ、同試合のマン・オブ・ザ・マッチにも輝いた。

 今季積み上げた8ゴールは「すべてのゴールが特別なものです」と語りつつも、印象に残っているゴールを第2ステージ第3節浦和戦のゴールとした。0-1と負けている状況で後半20分に途中出場すると、2分後に中央から左サイドへのダイアゴナルランでパスを呼び込み、左足でネットを揺らした。「負けている状況で決めて、試合をひっくり返すことにつながった得点。自分にとって自信と成長につながりました」。

 来季の目標を問われた21歳の若武者は、「スタートから出ることを目指し、FWとしてゴールという結果を残し、二ケタゴールを目標にしたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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