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2年ぶり“さいたまダービー”は浦和に軍配…柏木が右足ミドルで決勝点

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[5.8 J1第1ステージ第11節 大宮 0-1 浦和 NACK]

 J1は8日、第1ステージ第11節を開催し、NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャ浦和レッズによる2年ぶりのさいたまダービーが行われた。前半44分にMF柏木陽介のミドルシュートで先制に成功した浦和が1-0の完封勝利を収め、1試合消化が少ないながらも首位をキープした。

 ホームの大宮は5月4日に行われた第10節福岡戦(○2-1)から先発7人を入れ替え、DF奥井諒、MF金澤慎、MF岩上祐三、MF横谷繁、MF泉澤仁、FW江坂任、出場停止の明けたFW家長昭博を先発起用。アウェーの浦和は前節名古屋戦(○4-1)から先発1人を入れ替え、MF梅崎司に代わってMF宇賀神友弥がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 大宮が6戦無敗(3勝3分)、浦和が7戦無敗(6勝1分)と好調な両チームの対戦は、前半2分にDF森脇良太のロングパスを受けたFW興梠慎三がファーストシュートを放つも枠を捉え切れず。その後は浦和がボールを保持する展開となるが、大宮の粘り強い対応に遭ってなかなかシュートまで持ち込めない。

 一方の大宮は縦に速い攻撃から敵陣深くまで運ぶ場面を増やすと、前半23分には決定機を創出。しかし、横谷の浮き球のパスから最終ライン裏に抜け出した家長のシュートはポストを叩いてしまう。すると浦和が同44分に先制に成功する。高い位置でボールを奪った柏木が、MF武藤雄樹とのパス交換から放った右足ミドルをゴールネットに突き刺し、スコアを1-0とした。

 浦和が1-0とリードしたまま後半を迎えても、両チームともに球際で厳しく体を寄せてボールを奪い合うなど、激しい攻防が続く。すると後半16分に大宮ベンチが動き、泉澤に代えてFWドラガン・ムルジャを投入。さらに同28分には江坂に代えてFWネイツ・ペチュニクをピッチへと送り込み、状況を打開しようと試みる。

 後半34分には浦和が好機を生み出すが、ゴール前の混戦から放った興梠のシュートは相手選手にブロックされ、そのままゴールマウスに向かったボールはGK加藤順大に弾き出された。同35分には大宮が最後のカードとなるMFマテウスを投入して、何とか同点に追い付こうとする。しかし、浦和が最後までゴールを守り抜き、1-0の完封勝利を収めて4連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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