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今季最多の3失点で川崎Fに完敗…柏DF中山「自分たちのやりたいことを相手にやられてしまった」

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[5.8 J1第1ステージ第11節 柏1-3川崎F 柏]

 5試合連続無失点と鉄壁を誇っていた柏レイソルだが、リーグ最多得点を誇る川崎フロンターレを前に、今季最多の3失点。連勝は「5」でストップし、第2節以来9試合ぶりに黒星を喫してしまった。

 最近3試合は20歳のDF中谷進之介とセンターバックを組み、“ヤングレイソル”の中でも最年少となる19歳のDF中山雄太は、「自分たちのやりたいことを相手にやられてしまった。自分たちのサッカーができずに負けてしまった」と川崎F戦を回想した。

 川崎FはFW大久保嘉人とMF中村憲剛を前線に、柏守備陣にプレッシャーをかけ続けた。「前からくることは意識していたので、そんなに焦ることはなかったんですけど、そこを剥がした後にもう少しアイディアとクオリティを持ちたかったです」。攻撃の形がなかなか作れず、苦戦を強いられた展開を中山は反省する。

「中川くんと武富くんがキーマン」。試合の映像を見たというMF中村憲剛による、柏の守備に対する分析だ。川崎F戦では、豊富な運動量で最前線からプレスをかける、FW中川寛斗とFW武富孝介がともに欠場。「ピッチに入ったら、連動して(プレスに)きている感じじゃなかった」と中村が語ったように、ボールを奪い切れず川崎Fに主導権を握られる時間が続いた。中山は「チーム全体として、前から行くのか、もう少しラインを下げてからスタートするのか、統一を持ってやっていきたいと思います」と守備の部分での課題を挙げた。

「勝ちが続いていただけに『負けてしまった』という部分はあると思いますけど、切り替えて、次にしっかり進んでいきたい」。2020年東京五輪での主力として期待されるセンターバックは、次節、王者・広島との一戦を見据えていた。

(取材・文 奥山典幸)

●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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