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俺がやらなきゃ誰がやる…川崎F小林の断固たる決意

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キャリアハイの15得点を記録してベストイレブンに初選出された川崎フロンターレFW小林悠

 来季は自分がチームを引っ張っていかなければいけない――。川崎フロンターレFW小林悠は固く決意している。

 今季、キャリアハイの15ゴールを記録した小林は、20日に開催された「2016 Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに初選出された。15ゴールを記録したものの、「(中村)憲剛さんや(大島)僚太、(大久保)嘉人さんらにたくさん助けられた」とチームメイトへの感謝を示すと、一つの思いを口にしている。

「自分の中では嘉人さんという日本一のFWがいて、そこに負けないためにやってきた」。昨季まで3年連続得点王に輝いているFW大久保嘉人には負けられなかった。そして大久保の今季のゴール数は小林と同じ15。小林は「勝ちたかったけど、同じゴール数を決められたので、そこは満足しています」と話した。

 身近で感じてきた“日本一のFW”大久保は今季限りでの退団を示唆している。大久保が抜けることになれば、来季から小林にかかる負担が大きくなるのは明白だ。しかし、だからこそ、自分がやらなければいけないと決意を固める。「来年は本当に自分が、前線でチームを一番引っ張らなければいけない。得点王を取れるように頑張りたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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