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物議醸す“矛盾”?猛抗議で中断5分&スタンド騒然、水戸vs岡山で疑惑のゴール

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抗議する岡山の選手たち

[10.14 J2第37節 水戸1-0岡山 Ksスタ]

 12位水戸ホーリーホックがホームで11位ファジアーノ岡山に1-0で勝利した。相手の猛抗議を受ける“疑惑のゴール”だったが、連敗を2で止める3試合ぶりの白星。岡山は4連敗を含む7戦勝ちなし(3分4敗)となった。

 水戸は前節・湘南戦(3-0)からスタメン4人を変更。DF浜崎拓磨が9試合ぶり、出場停止明けのDF福井諒司が3試合ぶり、MF内田航平が2試合ぶり、FW宮本拓弥が10試合ぶりに先発復帰した。

 一方の岡山も前節・千葉戦(1-3)からの入れ替えは4人。DFチャン・ソグォンが今季初スタメンで初出場を果たし、MF渡邊一仁が2試合ぶり、MF伊藤大介が3試合ぶり、FWオルシーニが5試合ぶりに先発起用された。

 静かな序盤戦を経て、次第に押し込み始めたのは岡山。水戸もFW前田大然の快足を生かしたカウンターから得点機をうかがったが、前半はスコアが動くことなく、0-0で終了した。

 均衡が破られたのは後半11分。水戸が左CKを獲得し、キッカーの浜崎が右足で鋭いクロスを送る。PA内中央でマークを外したDF細川淳矢がドンピシャのヘディングシュートを放つと、ゴール右に向かったボールがゴールライン付近にいた内田の右足に当たり、ネットを揺らした。

 その直後、岡山の選手たちがオフサイドではないかと猛抗議。細川のヘディングに対して内田の関与がなくても決まっていたゴールだったが、仮に内田のラストタッチを認めると、オフサイドを取られてもおかしくないシーンだった。

 佐藤誠和主審は副審との話し合いの末、ゴール判定のまま変えず。スタンドが騒然とする中、約5分の中断を経て試合が再開された。ただ、当初は細川の得点となっていたが、のちにオフサイド疑惑があった内田のゴールへと変更。試合後に出された公式記録でもそのまま内田の得点となった。

 水戸はこのゴールが決勝点となり、1-0で勝利。なお、試合後のヒーローインタビューには得点者ではなく、17本のシュートを浴びながらもリードを守り抜いたGK笠原昂史が選ばれた。好セーブを連発した守護神は「スリッピーなコンディションで難しい状況でしたけど、なんとか無失点に抑えられて良かったです」と勝利に安堵を見せている。

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