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“不要なタックル”で終了間際に両軍エキサイト…水戸が栃木との北関東ダービー制す

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終了間際に両チームがエキサイト

[6.10 J2第18節 栃木1-2水戸 栃木グ]

 19位水戸ホーリーホックが敵地で16位栃木SCに2-1で勝利した。前半17分にFWジェフェルソン・バイアーノのPKで先制し、同19分にオウンゴールで同点とされたが、後半36分にDF伊藤槙人が決勝点を記録。4試合ぶりの白星を飾り、連敗を3で止めた。

 2015年シーズン以来となる栃木と水戸の北関東ダービー。先にスコアを動かしたのは、リーグ戦通算対戦成績で9勝2分4敗と勝ち越す水戸だった。

 前半15分、カウンターからロングボールに走り込んだJ・バイアーノがPA内右でMF夛田凌輔に倒され、PKを獲得する。同17分に自らPKキッカーを務めたJ・バイアーノがGKジョニー・レオーニの逆を突いて右足でゴールやや右に決め、先制に成功。J・バイアーノは10試合ぶりの得点で今季5ゴール目とした。

 しかし、ホームの栃木が直後に追いつく。前半19分に2人をかわしたMF西谷和希が左サイドをえぐり、PA内左から折り返すと、水戸DF細川淳矢のオウンゴールを誘発。前半は1-1で折り返した。

 後半も一進一退の攻防が続く中、2点目を奪ったのは水戸。後半36分、左CKからキッカーのMF木村祐志がショートコーナーを選択し、リターンを受けて右足でクロスを送る。ゴール前のFW宮本拓弥が頭で落とすと、最後は伊藤槙人が左足で蹴り込み、自身J2初得点をマークした。

 再び追いかける展開となった栃木は反撃を試みるが、1-2のまま試合は終盤へ。すると後半アディショナルタイム4分、MF黒川淳史にスライディングで倒された西谷が激昂し、黒川を両手で押してしまう。

 その後、両チームの選手やスタッフがピッチ上でもみ合いとなり、試合が一時中断。西谷は、DF西河翔吾に対する水戸MF前寛之のファウルでプレーが止まった直後に黒川のタックルを受けたこともあり、ヒートアップしたと思われるが、熱戦に水を差す行為となってしまった。

 西谷がイエローカード、水戸の河野高宏GKコーチが退席処分を受けて再開された試合は、最初に表示されたアディショナルタイム4分を過ぎ、9分になったところで終了のホイッスル。栃木は3連敗で6試合未勝利(2分4敗)となった。

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