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「自分にもっとプレッシャーをかけないと」町田MF端山豪はホロ苦い地元デビュー

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後半21分に途中出場した町田MF端山豪

[3.10 J2第3節 町田0-3山形 町田]

 悔しい本拠地デビューとなった。FC町田ゼルビアは2点ビハインドの後半21分に1枚目の交代カードを切り、新加入のMF端山豪を投入。しかし、相馬直樹監督が「分かりやすい完敗のゲーム」と認める0-3の敗戦を喫し、端山も「残念に思います」と肩を落とした。

 端山は東京都町田市出身。東京Vユースで10番を背負い、慶應義塾大時代にはユニバーシアード日本代表にも選出された。大学在学中に東京Vや新潟で特別指定選手としてプレーし、2016年から新潟でプロ生活をスタート。だが、ここまで思うような結果を残せず、昨季途中の栃木への期限付き移籍を経て、今季は地元の町田に完全移籍した。

 ホームで迎えた東京Vとの開幕戦(1-0)は出番がなく、前節のアウェー柏戦(0-1)で残り10分から途中出場して新天地デビュー。今節はチームが2失点目を喫した直後の後半21分にピッチへ送られ、ホーム初出場を果たした。

 外から試合を見ていてボールロストが気になったという端山は「少しタメを作る時間がチーム内でどこかに欲しかった」とボールを収め、右サイドで攻撃のリズムを作ろうと試みる。積極的なドリブルも見せ、後半34分には左足で強烈なミドルシュートも放ったが、最後まで得点には絡めず。終盤にもゴールを献上したチームは0-3で敗れ、2連敗を喫した。

「ホームでサポーターの皆さんの前でプレーするのは目標だったので、それが叶ったことに対しては嬉しい気持ちもあるんですけど、やっぱり勝つ姿を見に来てもらっているので、今日は本当に結果が伴わないゲームになってしまって残念に思います。自分自身も悔しですし、次に向けて修正と切り替えが必要かなと思います」

 開幕から3試合目だが、個人として結果を出せていないことにもどかしさも感じている。「使ってもらったことに対しては監督だったりスタッフに感謝したいと思いますし、これに結果で応えることを自分自身にもっとプレッシャーをかけてやっていかないといけないと思います」。勝負のプロ4年目。期待を受けて加入した25歳MFは、自身の殻を破るために闘う決意をさらに強めた。

(取材・文 阿部哲也)
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