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「リプレイを10回くらい見た」久保建英、右足シュートは惜しくも…

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ドリブルで仕掛けるMF久保建英

[3.17 J1第4節 FC東京1-0名古屋 味スタ]

 ゴールネットは揺らすも、外側のサイドネットだった。FC東京は1-0の後半18分、カウンターから中央をFW永井謙佑がドリブルで持ち上がる。右に開いたMF久保建英はパスを受けられるポジショニングを取っていたが、永井はシュートを選択。PA手前から右足でゴール右隅を狙ったミドルシュートが相手GKに弾かれると、これに詰めたのが久保だ。利き足とは反対の右足を振り抜くが、惜しくもゴール右外のサイドネットだった。

「リプレイを10回ぐらい見たけど、入ってませんでした」。試合後の取材エリアで報道陣に囲まれた17歳はそう言って苦笑いを浮かべた。「キーパーが出てきているのは見えていた。落ち着いて流し込もうと思ったけど、意外と角度がなくて、サイドネットだった」。永井がドリブルで運んでいる間、パスを受けようと右側を並走していた。そのタイミングで受けられれば、得意の左足でまいたシュートという選択肢もあっただろうが、「そこはボールを持った人が選択すること。(永井の)シュートのあとすぐに切り替えて次の選択ができた」と、しっかりとこぼれ球に詰めた。

 とはいえ、決め切れなかったことも事実。今季初ゴールを逃し、後半22分にベンチへ下がった。「2点目を取れていれば楽に進められた」と悔やんだが、チームはそのまま1-0で逃げ切り勝ち。開幕3連勝中だった首位チームを撃破し、試合終了時点で暫定首位に立った。

「周りのチームにプレッシャーをかけられるんじゃないかなと思う」。そう胸を張った久保は明日18日からU-22日本代表の一員としてAFC U-23選手権予選に臨む。「チームでできていることを代表に還元するだけなので、いつもどおりです」。期限付き移籍から復帰した今季は開幕から4試合連続先発中。今度は日の丸を背負い、ミャンマーへ飛び立つ。

(取材・文 西山紘平)
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