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川崎Fに勝利呼んだ“飲水タイム” 先制点の斎藤学が語った勝因は?

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先制点を決めたMF齋藤学

[7.27 J1第20節 川崎F 3-1 大分 等々力]

 “飲水タイム”後に流れを引き寄せた。前半30分の前に飲水タイムが設けられると、川崎フロンターレはその数分間で話し合い、選手同士で守備の方針を転換。序盤は一進一退の展開が続き、プレスがハマらなかったが、ここで修正を図った。

「給水タイムで(プレスに)いくタイミングを変えようと話した」と話したのはMF中村憲剛。FW小林悠も「給水タイムの後から、前から(プレスに)いくのをやめて、みんなでゾーンを作りながらうまく守備できた。そこからの試合展開は良かったんじゃないかなと思います」と手応えを述べた。

 飲水タイムまでは立て続けにサイドを攻め込まれたものの、流れは変わった。前線の積極的なプレスを緩め、左右サイドハーフがラインを下げるなど守備の仕方を修正。MF齋藤学も「引水で俺と阿部くんのラインを下げてからはほぼやられなくなった」と振り返った。

 そうして流れを引き寄せ、0-0で迎えた後半6分に先制ゴールが生まれた。中村とのワンツーからMF下田北斗が縦パスを通し、相手DFの間に抜け出した齋藤が鋭い右足シュートを突き刺した。「僕にくるまでのパスワークが綺麗だった。フィントじゃないですけど、少し外に巻くように見せて打っている」という納得の一撃だ。

 直後に1-1に追いつかれたが、後半16分に小林、後半40分に阿部がゴールを陥れ、終わってみれば3-1の快勝。5月3日の第10節仙台戦(3-1)以来、約2か月ぶりのホーム勝利となった。齋藤は「25分の飲水までに守備陣が頑張ってくれた。あそこで耐えられなかったら今日の勝利はなかったと思う。25分まで守備が踏ん張ったことが今日は勝因だったと思います」と語った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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