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流れ変えるも勝利には届かず…浦和MF荻原拓也「こういう雰囲気を自分の力で変えたい」

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浦和レッズMF荻原拓也

[9.13 J1第26節 浦和 1-2 C大阪 埼玉]

 限られた時間の中で試合の流れを変える働きを見せた。しかし、7試合ぶりの勝利には届かなかった。浦和レッズMF荻原拓也は悔しさを滲ませながらも、視線を下げることはなかった。

 出番が回ってきたのは1点のビハインドを背負って迎えた後半10分だった。積極的なプレーで縦への推進力を生み出すと、投入からわずか5分後に大きな仕事をこなす。粘り強いドリブルでボールを運んだMF長澤和輝から左サイドでパスを呼び込むとPA内まで侵入。左足から放ったシュートはポストを叩いたものの、こぼれ球をFW興梠慎三が押し込んで同点となるゴールが生まれた。

「正直、一度相手をはがした瞬間に打てたら良かったけど、相手もしっかり正面に入ってきた。もうワンタッチして打ったら、いい具合に股に入った。ああいうシュートを打てれば点につながると思っていた」

 ゴールに結び付く仕事をこなすだけでなく、チームに勢いももたらした。しかし、後半37分にMF阿部勇樹の退場で数的不利に陥ったチームは1-2の黒星を喫し、7試合未勝利となった。

「勝てない試合が続いている中で、ネガティブになりがちな状態ではあると思うけど、悪いところにフォーカスし過ぎず、自分たちの強みを出すためにももっとポジティブな方向に進まないといけない。こういう雰囲気を自分の力で変えたい」。19歳の若武者は必死に前を向こうとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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