横浜F・マリノスは28日、ロケレン所属MF天野純とDF小池龍太の加入を発表した。YouTube公式チャンネルのライブ配信で異例の電撃発表。配信中には所属選手のMF大津祐樹とみられるアカウントが“投げ銭”方式の「スーパーチャット」で加入を歓迎する一幕もあった。

　天野は昨年夏、横浜FMからロケレンに期限付き移籍。ロケレンの倒産に伴って電撃復帰となった。昨季は移籍後にリーグ優勝を成し遂げたことで、配信では「俺がいなくなってから強くなった」と絶妙なジョークも。背番号は移籍前の10番ではなく「サンキュー」を意味する39番に決定し、「マリノスへの感謝を背中に背負ってプレーしたい」と決意を述べた。

　ベルギーには大勢の横浜FMのサポーターが応援に来てくれたといい、天野は「そういうの嬉しいんですよね。他のチームメートも教えてくれた」と感謝。昨年夏まで柏レイソルでプレーしていた小池も「すごいっすよ。熱いなーと思いました」と振り返った。また小池は「ベルギーでより磨かれた」という「闘うところ」をアピールポイントに挙げた。

　ライブ配信では有料投稿のスーパーチャットも採用されており、多くのサポーターから次々に色付きの質問やメッセージが届けられた。さらに大津を名乗るアカウントも登場。「可愛い後輩たちの為に」と3,060円のコメントを投下すると、さらに「トップ取ります」と宣言しつつ1,220円のコメントを追加していた。

　大津は2017年に柏で小池と、18〜19年には横浜FMで天野と共にプレーした経験を持つ。天野は思わぬ形での先輩の登場に「選手としても凄いし人間性も凄い」と語った。また横浜FMスクールの前波裕一コーチも「純おかえり　サッカースクールコーチ陣より」とし、スーパーチャットで歓迎した。

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