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「ロッカールームも暗かった」川崎Fは取りこぼし反省もJ1新記録に王手

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[5.12 J1第20節 川崎F2-2仙台 等々力]

 川崎フロンターレは開幕16試合無敗(13勝3分)を守ったが、土壇場で勝ち点を取りこぼした。19位に低迷する仙台に終了間際に追いつかれ、手痛いドロー決着。鬼木達監督は「得点した後に2点目3点目を取れなかったこと、自分たちのサッカーには程遠いくらいミスが多くなった」と反省した。

 幸先良く、開始早々に試合を動かした。前半3分、DF登里享平が左サイドをえぐり、ゴールライン際からふわりとしたクロスを上げると、FW小林悠が高い打点から頭で合わせ、先制ゴール。負傷明けのストライカーが“仙台キラー”ぶりを発揮した。

 しかし、チームは普段のような攻撃のリズムが出せず、後半29分には1-1に追い付かれる展開。小林は「イージーなミスもチームとして多かったですし、セカンドボールも拾えなくなっていた。1点取ってふわっとしてしまったというか、追加点を取りにいかなきゃいけない状態で畳み掛けられなかった」と振り返った。

 後半39分には登里の縦パスからFW三笘薫が勝ち越しゴール。勝利に近付いたものの、後半アディショナルタイム5分、土壇場で失点を喫した。2得点を演出した登里は「みんな納得していない。ロッカールームも暗かった」と明かしつつ、「しっかりと切り替えて、相手を圧倒してアグレッシブにできるようにしたい」と中3日の札幌戦に視線を向けた。

 後味の悪い引き分けだったとはいえ、昨季から続く連続無敗記録を「21」に伸ばし、大宮アルディージャが2012〜13年にかけて樹立したJ1記録に並んだ。新記録達成に王手。鬼木監督は「勝ち切る作業をもう一回、チーム全員で共有したい」と必勝を誓った。

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