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ACL争い直接対決は壮絶ドロー…名古屋2点リードから神戸が武藤嘉紀の活躍で追い付く

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自身の1ゴールを含む全2得点に絡んだMF武藤嘉紀

[10.24 J1第33節 名古屋2-2神戸 豊田ス]

 J1第33節が24日に開催され、豊田スタジアムでは名古屋グランパスヴィッセル神戸が2-2で引き分けた。2点ビハインドから追い付いた神戸は、今節もACLプレーオフ出場圏内の3位をキープ。4位名古屋との勝ち点差も3のままとなった。

 来季のACL出場権を争うチーム同士の直接対決。先にスコアを動かしたのは名古屋だった。

 前半6分、自陣のFWガブリエル・シャビエルが左サイドに大きく展開し、ボールを受けたFW相馬勇紀がPA内左に進入。相馬の折り返しをフリーのFW前田直輝が左足で押し込み、6試合ぶりとなる今季3得点目を記録した。

 さらに前半14分、カウンターからFWシュヴィルツォクがドリブルでPA手前中央に運ぶと、右足で切り返してDFをかわし、左足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール右に決まり、今季4点目で2-0とリードを広げた。

 神戸はMFアンドレス・イニエスタを中心にボールを握りながらも名古屋の堅い守備を崩せず、無得点で前半終了。後半開始からMF佐々木大樹に代え、FWボージャン・クルキッチを投入した。

 後半9分にはイニエスタが絶妙な浮き球のスルーパスを送り、ボージャンが抜け出す。しかし、シュートはGKランゲラックに止められ、得点とはならず。これで獲得した右CKからDF菊池流帆がヘディングで押し込むが、競り合いの中でMF武藤嘉紀のファウルがあったとして、ゴールは認められない。

 その後も攻勢を続けた神戸は、後半14分に1点を返す。DF初瀬亮の左CKをファーのDFトーマス・フェルマーレンが頭で落とし、武藤がトラップから左足で蹴り込んだ。

 武藤の加入後4点目で1-2とすると、後半19分にも右サイドのイニエスタのピンポイントクロスから武藤がヘディングシュート。だが、GKランゲラックに触られ、クロスバーに弾かれた。

 後半31分にはPA内右で仕掛けた武藤がDF吉田豊に倒される。当初ホイッスルは鳴らなかったが、VARのオンフィールドレビューの結果、神戸にPKが与えられた。同36分にPKキッカーを務めたのはイニエスタ。右足でゴール左上に突き刺し、今季5得点目となる同点弾を奪った。

 この勢いで逆転を狙う神戸だったが、後半43分にボージャンが負傷交代するアクシデント。試合は2-2で終了を迎え、勝ち点を分け合う結果となった。

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