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U23アジア杯は出番なし、帰国後初の出番も4失点…柏GK佐々木雅士「ゼロの時間帯を多くすることが大切」

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GK佐々木雅士(左から2人目)

[6.25 J1第18節 横浜FM 4-0 柏 日産ス]

 U-21日本代表の一員として臨んだU23アジアカップでは出番なし。新たなモチベーションを胸に柏レイソルに戻ってきたGK佐々木雅士だったが、帰国初陣は4失点での完敗に終わった。

 試合後、佐々木はこの一戦の敗因を真摯に見つめた。

「勝てている試合とか良い試合は守備が前からうまくハマっていた印象があるし、そこがまずうまく行っていなかったのが一つ。またそこでうまくいかない時に自分たちが後ろで引いて守るのかといったところがはっきりしなかった。そこがマリノスのペースになった一つの要因だと思う」。

 序盤こそ首位と互角の戦いを演じた柏だったが、テンポよくパスを回してくる横浜FMに対し、徐々に押し込まれるケースが増加。自陣深くに引かされるまま前進できず、前半17分から短時間で2失点を与えてしまい、趨勢は決定的となった。その後もスローイン、FKとセットプレーから2点を献上し、終盤はやや持ち直したものの0-4で敗戦。力の差を見せつけられる結末に終わった。

 U23アジアカップの期間中は出場機会が得られなかったものの、日々しっかりとトレーニングをこなしてきたという佐々木。「ウズベキスタンにいる間も代表チームで試合に出るために準備をしていたし、試合には出られなかったけど、あっちにいる期間もコンディションは良かった。こっちに戻ってきてからも次はマリノス戦だと思って準備してきた」。その鍛錬の成果は次の試合で見せていくことになる。

 次戦の相手も上位の鹿島アントラーズ。「個人としてはディフェンスラインとのコミュニケーションが足りていなかったのがあるので、次の練習から密にコミュニケーションを取っていきたい」。そう課題を掲げた20歳の若き守護神は「個人としてはピンチを防いで、ゼロの時間帯を多くすることが大切だと思う。チームとしてはうまくいかなかった次の試合を大事にしていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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