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初勝利も国立、500勝も国立…親子での“運命的”偉業に横浜FM水沼宏太「本当に幸せなこと」

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J1リーグ通算500勝を祝う横浜FMの選手たち

[7.2 J1第19節 清水3-5横浜FM 国立]

 横浜F・マリノスのJ1リーグ通算500勝は、想像を超えるドラマチックなシチュエーションで成し遂げられた。直近4連勝で記録に王手をかけていた中、この日の舞台は国立競技場。清水エスパルスの30周年記念試合という巡り合わせを味方につけ、初勝利を飾った1993年のJリーグ開幕戦と同じ聖地で節目の1勝を挙げた。

 Jリーグ開幕戦に出場していた水沼貴史氏を父に持つMF水沼宏太は試合後、「しっかりと歴史に名を刻めたことは本当に幸せなことだと改めて思う。今までこうやって歴史を作ってくださった偉大な先輩たちに感謝しつつ、僕たちも歴史の中にいることができて本当によかった」と親子でつないだ大記録に喜びを語った。

 国立でのメモリアルマッチは「狙ってできたことではない」といい、想像だにしない巡り合わせだったという。

「500勝というのも前節くらいに知りました。とにかく僕らは一番上を目指して戦っている中で、こういう運命的なことがあった。それも踏まえて、今年はチームも30周年だし、必ず一番上を狙っていかないといけないと改めて感じる一日になった」

 もっとも近年の横浜FMでは、タイトル争いを繰り広げる中でも「一戦一戦」をテーマとしてきた。「最後は一番上に立ちたいという気持ちはもちろんあるけど、毎試合考えているわけではなく、相手の分析をしているときからとにかく目の前の相手を倒すことしか考えていない。1試合に全力を出し切れている証かなと思う」。4連勝でこの日を迎えたことも含め、一戦一戦に向き合い続けたからこそ成し遂げられた国立での偉業達成だった。

(取材・文 竹内達也)
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