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“攻守安定”の千葉が4戦ぶり勝利! 新井一&見木の2発に3戦連続無失点…仙台は自動昇格が遠のく痛恨3連敗

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千葉が4試合ぶりに勝利

[8.27 J2第33節 仙台0-2千葉 ユアスタ]

 J2リーグは27日に第33節を行った。ベガルタ仙台ジェフユナイテッド千葉の対戦は、千葉が2-0で勝利。4試合ぶりにメンバー復帰したDF新井一耀が後半10分に先制点、MF見木友哉が同29分に追加点を挙げた。

 一年でのJ1昇格を果たしたい3位・仙台だが、連敗を喫して2位・アルビレックス新潟との勝ち点差は7。残り10試合で自動昇格圏内まで上がるためにも白星を狙う。前節・ザスパクサツ群馬戦から先発は3人変更。4-4-2の布陣を敷き、GKは小畑裕馬、4バックは左からDFキム・テヒョン、DF平岡康裕、DF佐藤瑶大、DF真瀬拓海が並ぶ。ボランチ2枚はMF中島元彦とMF吉野恭平。左サイドはMF加藤千尋、右サイドはMF遠藤康、2トップはFW皆川佑介とFW中山仁斗が入った。

 10位・千葉はJ1参入プレーオフ圏内の6位まで勝ち点5差。直近のホーム3連戦は1敗2分で終わっており、4試合ぶりの勝利を目指す。前節からのメンバー変更は1人のみで新井一が復帰した。3-4-2-1の布陣で、GKは新井章太、3バックは左からDFダニエル・アウベス、DF田邉秀斗、新井一。ボランチ2枚はMF小林祐介とMF田口泰士を配置する。左WBはMF末吉塁、右WBはDF西久保駿介で、2シャドーは見木とFWブワニカ啓太、1トップはFWチアゴ・デ・レオンソとなった。[スタメン&布陣]

 千葉は開始1分、西久保のクロスからブワニカが頭で合わせ、仙台ゴールを脅かす。その後は仙台がペースを握り、何度もFKから決定機を創出。また、前半26分には中島が中盤から得意のミドルシュート。鋭い弾道はブレながらゴールに向かうが、クロスバーに直撃した。

 仙台は前半終盤まで押し込み、千葉のファウルからセットプレーのチャンスを得るが決め切れない。前半はそのままスコアレスで折り返した。

 後半10分、均衡を破ったのは千葉。右CKを田口が右足で蹴り、ボールはPA中央で相手選手に当たってファーサイドへ。待ち構えた新井一が左足で叩き込み、相手選手に当たって軌道が変わったボールはそのままゴールに吸い込まれた。4試合ぶりにメンバー入りした新井一は、チーム最多今季7点目となった。

 先制した千葉は後半10分に末吉が負傷で途中交代。MF福満隆貴が投入され、そのまま左WBに入った。一方、仙台も同20分に2枚替え。加藤と皆川を下げ、MF名倉巧とFWフェリペ・カルドーゾが出場。千葉は27分にブワニカとチアゴに代えてFWリカルド・ロペスとFW櫻川ソロモンが入った。

 千葉は後半29分に価値ある追加点。西久保が右サイドラインからロングスローを飛ばすと、PA中央の櫻川が競り合う。詰めた見木がこぼれたボールを右足で打ち抜き、ゴールネットを揺らした。

 千葉はそのまま逃げ切り、2-0で4試合ぶりに勝利。勝ち点3を積んだが、順位はそのまま10位となった。J2リーグ最多得点を誇る仙台だが、攻撃陣が沈黙。J1昇格が遠のく痛恨3連敗となった。

(取材・文 石川祐介)
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