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関西福祉大は創部8年目で初のJリーガー誕生! 谷本駿介は愛媛へ! C大阪U-18と大学で培った技術とともに

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関西福祉大MF谷本駿介が愛媛へ ※関西福祉大サッカー部提供

 22日、関西福祉大MF谷本駿介(4年=C大阪U-18)の愛媛FC入団会見が行われた。会見には、関福大の中田洋平監督、愛媛の吉村光示スポーツダイレクター(SD)が出席。関福大サッカー部にとっては創部8年目にして初のJリーガー誕生であるため、主催した学校側もヒストリームービーを作成するなど、非常に力のこもった会見となった。

 吉村SDは「ボランチから得点も取れる技術力」を魅力として挙げるが、谷本がボランチに取り組んだのは大学入学後。当初は戸惑うこともあったが、1回生からリーグ戦の出場経験を積む中で、着実に成長を遂げていった。

 プレイヤーとして参考にしているという大島僚太や、オランダ代表フレンキー・デ・ヨングのように、自ら運べるドリブルスキルの高さと、C大阪のアカデミーで培ってきた技術力に裏付けされた判断の速さで、関福大の要としてチームを牽引。関西学生リーグでも後期3節終了時点で8アシストと、アシストランキングのトップに位置する。加えて、「走行距離は毎試合13キロ前後で、チームで1位か2位」と中田監督が話したように、豊富な運動量を生かし、攻守において多くのタスクをこなすことができる選手だ。

 他のJリーグチームへも練習参加をしたが、「愛媛は早くから声を掛けてくれて、熱意を感じた。ボールを大事にする愛媛のスタイルは、自分が得意とするもので合っている。ここでやりたいと強く思った」と愛媛への入団を決意。吉村氏も「愛媛は攻撃的なサッカーをフィロソフィーとしている。攻撃力を来季愛媛で存分に出してほしい」と期待する。

 大学初のJリーガーとして、周囲の期待も大きいが、目標は「チーム、個人ともにJ2、そしてJ1へステップアップしていくこと。個人としてはJ1でも活躍できる選手になること」と力強く語る。今はプロとして先を行く瀬古歩夢(グラスホッパー)をはじめとするC大阪U-18の同期たちとも肩を並べることができるよう、さらに努力を積み重ねていく。


(取材・文 蟹江恭代)
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