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速攻から3発勝利の金沢、自力でJ2残留確定!! 敗れた岡山はJ1自動昇格争いから後退…

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金沢が自力でJ2残留を確定

[10.2 J2第39節 金沢 3-1 岡山 石川西部]

 J2リーグは2日、各地で第39節を開催した。16位ツエーゲン金沢はホームで3位ファジアーノ岡山と対戦し、3-1で勝利した。金沢はGK白井裕人を中心とした守備陣が奮闘し最少失点に抑え、速攻から得た3点を守り抜き、J2残留確定となる勝ち点3を獲得。一方の敗れた岡山は2位・横浜FCとの勝ち点差が8となり、J1自動昇格争いから一歩後退した。

 金沢は5連敗から立て直し、直近7戦を1敗で迎える今節は引き分け以上で残留が決まる状況。前節と同じ先発メンバーで臨む。対する岡山は、前日1日に行われた他会場の結果により6シーズンぶりの昇格PO圏以上が確定。ただ、勝ち点5差で追う自動昇格圏・2位横浜FCが今節勝利したため、勝ち点3が求められる。先発メンバーには、オーストラリア代表帰りのFWミッチェル・デュークが入った。

 最初の決定機は金沢。前半16分、MF松本大弥が中央でボールを受けると、相手の寄せが甘いことから右足を振り抜く。これはクロスバーに阻まれた。それでも金沢は前半19分、自陣深くからDF孫大河が前線にボールを供給すると、FW杉浦恭平が抜け出しカウンター。杉浦は自ら持ち運び、落ち着いてゴール右へ流し込んで金沢が先制した。

 先制された岡山は前半22分、FKのこぼれ球をMF田中雄大がダイレクトシュートするも、ゴールカバーに入った金沢MF藤村慶太に防がれる。続く前半23分、右からのCKをデュークが頭で合わせたが、今度はクロスバーに阻まれた。

 立て続けにチャンスを作った岡山は、前半29分に試合を振り出しに戻す。右サイドからのスローインをデュークがすらし、ボールはPA内のMFステファン・ムークへ。ここで金沢DF長峰祐斗に足を引っ掛けられてしまい、PKに。キッカーのDFヨルディ・バイスが放ったシュートは金沢GK白井に防がれるも、こぼれ球をバイスが自ら押し込んだ。追いついた岡山は前半32分にも決定機を迎えたが、金沢の白井とDF庄司朋乃也に体を張られ、1-1で前半を終了した。

 後半の立ち上がりは岡山が押し込む展開だったが、思わぬ形でスコアが動く。後半7分、中盤でボールを奪った金沢が速攻を仕掛け、左サイドから松本が低い速めのクロスを供給。これがバイスのオウンゴールを誘い、金沢が勝ち越しに成功。勢いづく金沢は直後にも決定機。MF大石竜平がPA内で相手を引きつけ、松本にラストパス。松本は狙いすましてシュートしたが、ライン上でDF柳育崇に跳ね返され得点にはならなかった。

 再び追う展開になった岡山は、後半10分にDF本山遥とムークに代わってMF河井陽介とFW永井龍が、後半22分に田中とMF輪笠祐士に代わってMF仙波大志とFWハン・イグォンがピッチへ。途中出場の選手を中心に金沢ゴールに迫り続けるも、金沢も集中した守備を見せた。

 すると後半アディショナルタイム1分過ぎ、金沢は速攻からMF嶋田慎太郎が得点し勝負あり。速攻を活かした金沢がホームでサポーターに勝利を届けた。

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