beacon

中村俊輔の“現役ラストマッチ”、横浜FCが熊本との打ち合いを4-3で制し、26年のプロキャリアに勝利で幕

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF中村俊輔

[10.23 J2第42節 熊本 3-4 横浜FC えがおS]

J2リーグは23日、各地で第42節(最終節)を開催した。2位横浜FCは敵地で4位ロアッソ熊本と対戦。4-3で打ち合いを制した。

 前節、1年でのJ1復帰を決めた横浜FCは、21日に今季限りでの現役引退を発表したMF中村俊輔が先発出場。ラストマッチとなった。一方の熊本は、J1参入プレーオフ出場が決定済み。4位でPOホーム開催の権利を得るためにも、負けられない一戦となった。

 試合は開始早々にスコアが動く。熊本は前半5分、、最終ラインからビルドアップを図る横浜FCに対して前線からプレスをかけると、GK市川暉記のパスをカットしたFW杉山直宏がゴールに丁寧に蹴り込み、先制点を奪った。

 リードを掴み、攻勢を強める熊本に押し込まれる時間帯が続いた横浜FC。それでも、前半20分に試合を振り出しに戻した。背後からのボールで右サイドを抜け出したMFイサカ・ゼインが、ペナルティーエリア内に侵入し、ラインぎりぎりで折り返す。最後は今季24ゴールで得点ランクトップのFW小川航基が冷静に流し込んだ。

 試合は1-1のまま前半を折り返すと、後半開始1分に熊本が勝ち越しゴールを挙げる。左サイドを抜け出したFW坂本亘基がボールをキープすると、ゴール前にいた杉山に横パス。2タッチ目でシュートを放ち、ゴール右隅に決めた。さらに後半3分、熊本はMF河原創のスルーパスに抜け出したFW高橋利樹が飛び出してきた市川の頭上を越すループ弾。リードを2点に広げた。

 2点を追う展開となった横浜FC。それでも、J2得点王目前のエースが再びゴールネットを揺らした。後半9分、自陣中央でボールを受けたFW長谷川竜也が相手選手を交わして前線へスルーパス。そのボールに抜け出した小川が自ら持ち込み、ゴール左に決めた。

 1点を追う横浜FCは後半15分に2枚替え。中村、MF山下諒也に代えてFW伊藤翔、FW山根永遠を投入。現役ラストマッチとなった中村は中盤で攻守に光るプレーを見せ、味方や熊本の選手、両サポーターから祝福されるように26年のプロキャリアに幕を閉じた。

 試合は終盤にかけて一進一退の攻防となると、後半37分に横浜FCが同点ゴール。右サイドのゴールから遠い位置でフリーキックを得ると、MFハイネルが入れたボールがファーサイドに流れる。ワンバウンドしたボールにDFガブリエウが右足一閃。ゴール右隅に決めた。さらに横浜FCは後半43分、山根のクロスを途中出場のFWマルセロ・ヒアンが滑り込むようにゴールに突き刺し、逆転ゴール。4-3で打ち合いを制して2022シーズンを勝利で終えた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP