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神戸2選手がFC今治に完全移籍

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DF櫻内渚

 FC今治は27日、ヴィッセル神戸からDF櫻内渚(33)とGK伊藤元太(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 櫻内は関西大を卒業後、2012年からジュビロ磐田でプレー。21年から神戸に加入していたが、22年はルヴァン杯1試合の出場のみだった。伊藤は松山工高から19年に神戸入り。22年はザスパクサツ群馬に期限付き移籍をしていた。

 櫻内は神戸の公式サイトで「どうしたら試合に出られるのか、自問自答を繰り返す毎日でした」と思いを語る。

「その中でも継続して努力できたのは、日ごろの練習から高め合ってくれたチームメイトの存在はもちろん、相談に乗ってくれたスタッフ、いつも温かい声援で後押ししてくれたサポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました」

「ヴィッセル神戸で過ごした時間は2年と決して長くはないですが、僕にとってかけがえのない時間となりました。その中でも印象的だったのは、今シーズンに初めて生で神戸讃歌を聞いた時です。移籍してしばらくは、コロナ禍でなかなかサポーターの声援を聞くことができませんでしたが、あの瞬間鳥肌が立ったのを覚えています。忘れることがないだろう思い出のひとつです」

「僕は神戸を離れ、トモニ歩んでいくことはできませんが、サッカーを続けている限りどこかで会えると思います。気軽に声をかけてくださいね。みなさんの幸せを願っています」

 伊藤もまた神戸の公式サイトで別れを告げている。

「プロサッカー選手をヴィッセル神戸という歴史あるクラブで始められた事は誇りに思います。自分としては3年間悔しくて苦しい日々が続きましたがチームに関わった方々と共に闘えた事は一生の財産です。今までピッチ内外で支えてくださったチームスタッフ、チームメイト、ファン、サポーターの方々には感謝しかないです」

「この悔しさを糧にしてひたむきに頑張ります。3年間ありがとうございました」

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