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W杯戦士デュークが町田初陣でチャンスメイク連発! ノーゴールも「悲観していない」

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相手と競り合うFWミッチェル・デューク

[2.19 J2第1節 町田 0-0 仙台 Gスタ]

 オーストラリア代表の一員としてカタールW杯でも得点を挙げたFWミッチェル・デュークが、黒田剛監督率いるFC町田ゼルビアデビューを飾った。初陣では得点に絡むことができなかったものの、強靭なフィジカルと鋭い動き出しを活かして決定機を次々に演出。大型補強でJ1初昇格を目指すチームの中心として、大きな存在感を示してみせた。

 0-0のドローに終わった試合後、報道陣の取材に応じたデュークは「個人的には上手くいった試合なんじゃないかと思う。失点がないということで守備的にもしっかりしたゲームだった」と無失点を前向きに総括。その上で「ただ多くのチャンスがあったので、次からは攻撃のところでしっかり点を決めたい」と先を見据えた。

 4-2-3-1の最前線で幅広く動き、FWエリキやMF平河悠のチャンスメイクで目立ったデュークだったが、前半42分にはMF高橋大悟のパスからクロスバー直撃のシュートも放った。そのシーンについては「GKが出ていたのがわかっていたのでチップ気味に奥を狙ったが、クロスボールに当たってしまった。決めたかった」と悔しそうに振り返った。

 もっとも、これが新天地でのデビュー戦。「ちょっと孤立した感はあった。プレシーズンも2試合しか出ていなかったのでもっと詰める部分はある」と攻撃面の課題も認識しており、「チャンスはしっかり作っていたので決めるだけ。悲観していない」とさらにパフォーマンスを上げていく自信はあるという。

 またこの日は黒田監督から片言の英語で指示される場面もあった。

「しっかりコミュニケーションを取ってくれる人なので全然問題ない。しっかりやることをクリアにして、何をしたらいいかを指示してくれるのでとても助かる」と述べ、すでに新指揮官への信頼も感じている様子。「(黒田監督は英語を)まだあまり喋れないけど、シーズンを通してコミュニケーションしていけばだんだん良くなると思う」と冗談まじりに伸びしろも見据えながら、取材エリアを後にした。

(取材・文 竹内達也)
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