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大分は開幕4連勝ならずもGK西川幸之介の好守連発で勝ち点1奪取! 清水はまたもドローで初白星はお預け

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[3.12 J2第4節 清水 0-0 大分 アイスタ]

 J2リーグは12日、各地で第4節を開催した。16位清水エスパルスのホームで行われた首位大分トリニータとの試合は、スコアレスドロー。勝ち点1を分け合っている。

 2023シーズン開幕から未勝利、3戦連続引き分けの清水は今季初白星を狙ってこの一戦へ。対する大分は、ここまで全勝で首位独走。21年ぶりの開幕4連勝を目指し、J1昇格を争うライバルの本拠地・IAIスタジアム日本平に乗り込んだ。

 試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。ボールを握り丁寧に崩す大分と縦への推進力で突破を図った清水。互いにサイドを起点とした攻撃で先制点を狙った。清水は前半21分、今季リーグ戦初先発となったMF西澤健太がボックス内で決定機を迎えるも、大分のDFデルランとDF上夷克典がスライディングでブロック。体を張ってゴールを死守した。

 攻め込まれながらも、落ち着いた対応を見せる大分。ディフェンス背後のスペースに来たボールにGK西川幸之介が冷静な対応を見せると、その西川を交えて試合を組み立てる。ただ、前線に上手く繋がらず、清水のカウンターを受ける流れが続いた。

 それでも、前半36分に大分に好機が訪れる。清水のコーナーキックの流れからボールを奪うと、そこからカウンターへ。MF野村直輝がハーフライン手前まで運んでスルーパスを送ると、抜け出したMF弓場将輝が、ペナルティエリアを飛び出したGK権田修一を交わして決定機。しかし、タッチが大きくなりシュートを決めきることができなかった。

 前半をスコアレスで折り返すと、清水はハーフタイムで選手交代。FW神谷優太を下げてMF中山克広をピッチへ送り込んだ。後半も拮抗した展開が続くと、同15分に大分はMF藤本一輝とMF梅崎司に代えてMF高畑奎汰とMF町田也真人を投入。先制点を狙う清水もその2分後に、FWディサロ燦シルヴァーノを下げてFWチアゴ・サンタナを起用した。

 その後、清水は途中出場のMF乾貴士が攻撃にアクセントを加えると、後半32分には、その乾の仕掛けを起点にT・サンタナにチャンス。ペナルティエリア内左で受けると、豪快に左足を振った。しかし、こちらは西川が好セーブ。鋭い反応でニアサイドに飛んできたシュートを弾き出した。

 試合終盤にかけて猛攻を仕掛けた清水だが、大分は西川を中心にディフェンス陣が奮闘。0-0のままタイムアップを迎えて勝ち点1を分け合った。大分は開幕無敗をキープ。清水の初勝利は、次節以降へお預けとなった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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