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J3が来季からDAZN契約外に…野々村チェアマン「全試合見られる環境は100%保証する」

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都内で記者会見を実施

 JリーグとDAZNは30日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、2033年までの11年間で約2,395億円の放映権契約締結に合意したと発表した。来季からはJ3リーグ戦が放送対象外になることが決定。野々村芳和チェアマンが経緯を説明した。

 野々村チェアマンによると「J3が全試合見られなくなるわけでは全くなく、かつ全部の試合をローカルで見ること、中継することも可能となる」と強調。「これからどんどん伸びていかないといけない地域のクラブが、多くの露出を地域で獲得できるということにもつながっていく」と地上波ローカルでの放送に活路を見出した。

 その上で「来年どうなるかはもちろん正確なことは言えないが、全試合を見られる環境を整えるのは100%保証する」と断言。「どこでどう見られるかはこれから」としながらも、「J3は地域のクラブが多い。これからもっともっと仲間を増やしていかないといけないという中で、今のままのスタイルでやるより、全試合見られるプラットフォームはどこかに用意した上で、地域の地上波なりの中継をよりやりやすくするための契約にしたほうがサッカー界のためになると思ったので、こうした着地をした。地域で中継することはそんなに簡単ではないが、そこに対してはJリーグも人もお金も使って、より多くの人に地域のゲームを伝えられるようトライする」と意気込みを述べた。

 またDAZNジャパンのエグゼクティブバイスプレジデントの山田学氏は「まず今年に関してはJ3で引き続き配信させていただく。今シーズンはご安心をということ」と前置きした上で「サッカーをもうちょっと広げたいという点で言うと、Jリーグの試合やコンテンツにタッチポイントを増やしていくことが極めて重要だと野々村さんと話した。J3がより多くのお客さんに触れられやすくするための契約変更。ハイライト番組、オリジナル番組もあるので、そういった中ではJ1・J2だけでなくJ3も扱わせていただきたいと思っているし、チャンスがあればイベントなのか、キャンペーンなのか、貢献できるところは最大限貢献していきたい」と述べた。

(取材・文 竹内達也)
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