Jリーグは16日、4月の「明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」を発表し、J1リーグはサンフレッチェ広島のFWドウグラス・ヴィエイラが初受賞を果たした。D・ヴィエイラは選考対象の第6節から第10節にかけて、先発出場は一度もなかったものの、途中出場から5ゴールを記録していた。

　ゴールの内訳を見ても活躍が際立っていた。第6節の鹿島戦(○2-1)では2ゴールで逆転勝利に貢献し、第7節の鳥栖戦(○1-0)と第10節のC大阪戦(○1-0)でも決勝点。第8節の横浜FC(○3-0)でもダメ押し弾を挙げた一方、無得点に終わった第9節のFC東京戦(●1-2)には敗れており、パフォーマンスがチーム成績にも直結している。

　D・ヴィエイラはJリーグを通じて「明治安田生命J1リーグ月間MVPに選んでいただき、すごく幸せです。この賞をいただけたのも、チームが良い状態にあるからこそであり、監督、スタッフ、選手みんなのおかげです。仲間と一緒に喜びを分かち合いたいと思います。今はチームからの信頼もすごく感じています。今後ももっともっと活躍して、何度も喜び合いたいと思います」とコメントした。

　Jリーグ選考委員からは「必殺仕事人。時間の短い中試合を決定づける活躍で4月に5得点。チームの浮上の原動力。5人交代制になった現代のサッカーを象徴している」(反町康治委員)、「圧巻のゴールラッシュを演じた最高のジョーカー。好機を逃さぬ決定力の高さは別格で、次々と勝利を呼び込んだ」(北條聡委員)と短い時間の中でも結果を出した働きが評価されている。

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