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守護神のクリアミスをかばった川崎F鬼木監督「何度も救われてきている」

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GK上福元直人が失点につながった

[6.24 J1第18節 浦和 1-1 川崎F 埼玉]

 ここまで1試合未消化の川崎フロンターレはシーズン折り返しの17試合目となったJ1第18節の浦和レッズ戦に1-1で引き分け、痛い足踏みとなった。鬼木達監督は試合後会見で「優勝争いをしていく上では必ず勝ち点3が必要だと思っていた。選手たちにもそういう話をして送り出したが、結果として勝ち点3を取れなかったことを一番悔しく思う」と振り返った。

 徐々に良い流れを引き寄せていった前半を無得点で終え、後半8分に相手のロングボールに対してペナルティエリア外まで飛び出したGK上福元直人のクリアから、セカンドボールを拾われて失点。同13分に相手のオウンゴールで同点に追いついたものの、最後まで悔やまれる先制被弾となった。

 それでも鬼木監督は「カミのああいうプレーは目指しているところ、求めているところがあるし、今回はああいう形になったが、何度も救われてきているのであのプレーは続けていってほしい」と守護神の選択をフォロー。一方で「前半から一番気になったのはトランジションのところ。スローイン、FKでやられて、なんでもないところでクイックにやられてピンチになっていた。後半にそこの修正をかけたが、なかなか残念な結果になった」とトランジション(攻守の切り替え)への反省点を語った。

 また後半33分にはMF小塚和季の不用意なタックルで退場者を出したが、その後も決定機はあったことに言及。「できればどんな状況でも一人少なかろうが、それは関係なしに勝ちにいくチャンスがあったので、勝ち切る力をつけていきたい」と述べつつ、「ただこの勝ち点1をアウェーの名古屋戦につなげていきたい」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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