中島翔哉デビューの浦和が横浜FMを圧倒も…優勝争う上位対決はスコアレスドロー
浦和はMF
[8.6 J1第22節 浦和 0-0 横浜FM 埼玉]
J1リーグは6日、第22節を各地で行い、4位の浦和レッズが2位の横浜F・マリノスと対戦した。大声援に後押しされた浦和が終始攻め立て、昨季王者にほとんど大きなチャンスを作らせなかったが、終盤にMF中島翔哉を投入しながらもゴールは奪えず、0-0のスコアレスドローに終わった。
夏の中断期間明け最初のJ1リーグ戦。欧州クラブとの国際親善試合を行わなかった浦和は3日の天皇杯4回戦・名古屋戦(●0-3)からの立ち直りが試される一戦に17歳のMF早川隼平を初めて先発起用した。一方の横浜FMは中断期間にセルティック、マンチェスター・Cと対戦。いずれも負傷欠場していたFW西村拓真が約1か月ぶりの先発復帰を果たした。[スタメン&布陣]
試合は前半5分、浦和にさっそくビッグチャンスが訪れた。DFマリウス・ホイブラーテンの縦パスを早川が左サイドで収め、スルーパスを送ると、オーバーラップしてきたDF荻原拓也が最終ラインを突破。最後はダブルタッチでDFエドゥアルドをかわし、GKとの1対1を迎えた。だが、左足でアウトカーブを狙ったシュートはうまく回転がかからず、ゴールマウスの右へ。浦和は絶好の得点機会を逃した。
一方の横浜FMも前半11分、FKのクイックスタートからMF渡辺皓太を起点に中央を打開し、左サイド展開からFWエウベルがファーサイドにクロスボールを供給。うまくフリーになっていたFWアンデルソン・ロペスが頭で狙ったが、冷静にポジションを取り直していたGK西川周作に正面で阻まれた。
飲水タイム明けは横浜FMがエウベルとFWヤン・マテウスのサイドをチェンジ。ところが浦和が一方的に主導権を握り、MF伊藤敦樹のデュエルによる攻守の切り替えから、ダイナミックかつテンポの良いパスワークで何度もゴールに迫る。だが、伊藤のミドルシュートがGK一森純に阻まれるなど、得点につなげることはできなかった。
その後も浦和が一方的に攻め立て、前半38分には右サイド裏へのスルーパスに抜け出した伊藤が角度のないところから右足で狙い、強烈なシュートで一森を強襲。同39分にも同様の形から伊藤が右サイドを抜け出し、グラウンダーのクロスにFWホセ・カンテが飛び込むも、ワンタッチシュートは大きく枠を外れた。終盤は横浜FMが両ウイングの配置を元に戻し、0-0のままハーフタイムを迎えた。
浦和は後半開始時、早川とカンテに代わってMF関根貴大とFW興梠慎三を投入。最初のビッグチャンスは同5分、左に開いた関根のクロスにMF大久保智明が飛び込んだが、ボレーシュートは大きく枠を外れる。また同6分にはこぼれ球を拾った伊藤のミドルシュートは枠外。その後は横浜FMの攻撃がつながりそうな場面もあったが、大久保や伊藤が良いプレスバックで阻んだ。
横浜FMは後半14分、ヤン・マテウスと西村に代わってFW宮市亮とMFマルコス・ジュニオールを投入。宮市は左ウイングに入り、エウベルが前半途中に続いて右に回った。それでも攻め続けるのは浦和。同17分、伊藤の浮き球パスをうまく収めた関根が振り向きざまにボレーシュートを放ったが、これは一森に収められた。
浦和は後半21分、ダイナミックなサイド攻撃から大久保のスルーパスが酒井に入り、飛び出してきた一森と交錯しながらもゴール前にクロスを送ったが、これは横浜FMの松原がヘディングでクリア。0-0で動かない。直後、浦和は荻原に代わってDF大畑歩夢を投入。横浜FMも一森が膝を痛め、GK飯倉大樹が準備を始めたが、交代は行わないままプレーが再開した。
それでも浦和のセットプレーが終わった直後、一森は再びピッチに倒れ込み、試合は飲水タイムに。このタイミングで飯倉が投入され、エウベルに代わってMF水沼宏太も入った。後半34分、浦和はロングボールに大久保が抜け出し、飯倉よりも先にボールに触ると、バックパスからDF酒井宏樹がGK不在のゴールにシュート。だが、永戸のブロックに阻まれた。
ここでピッチサイドには浦和に新加入し、6年ぶりのJリーグ復帰となったMF中島翔哉が準備。後半38分、MF岩尾憲に代わっての出場でトップ下に入り、MF安居海渡がボランチに下がった。その後は横浜FMが勢いを持って攻め込む時間帯が続いたが、浦和もホイブラーテンとDFアレクサンダー・ショルツのCBコンビが堂々と立ちはだかり、0-0のままタイムアップを迎えた。
(取材・文 竹内達也)
●[J1]第22節 スコア速報
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夏の中断期間明け最初のJ1リーグ戦。欧州クラブとの国際親善試合を行わなかった浦和は3日の天皇杯4回戦・名古屋戦(●0-3)からの立ち直りが試される一戦に17歳のMF早川隼平を初めて先発起用した。一方の横浜FMは中断期間にセルティック、マンチェスター・Cと対戦。いずれも負傷欠場していたFW西村拓真が約1か月ぶりの先発復帰を果たした。[スタメン&布陣]
試合は前半5分、浦和にさっそくビッグチャンスが訪れた。DFマリウス・ホイブラーテンの縦パスを早川が左サイドで収め、スルーパスを送ると、オーバーラップしてきたDF荻原拓也が最終ラインを突破。最後はダブルタッチでDFエドゥアルドをかわし、GKとの1対1を迎えた。だが、左足でアウトカーブを狙ったシュートはうまく回転がかからず、ゴールマウスの右へ。浦和は絶好の得点機会を逃した。
一方の横浜FMも前半11分、FKのクイックスタートからMF渡辺皓太を起点に中央を打開し、左サイド展開からFWエウベルがファーサイドにクロスボールを供給。うまくフリーになっていたFWアンデルソン・ロペスが頭で狙ったが、冷静にポジションを取り直していたGK西川周作に正面で阻まれた。
飲水タイム明けは横浜FMがエウベルとFWヤン・マテウスのサイドをチェンジ。ところが浦和が一方的に主導権を握り、MF伊藤敦樹のデュエルによる攻守の切り替えから、ダイナミックかつテンポの良いパスワークで何度もゴールに迫る。だが、伊藤のミドルシュートがGK一森純に阻まれるなど、得点につなげることはできなかった。
その後も浦和が一方的に攻め立て、前半38分には右サイド裏へのスルーパスに抜け出した伊藤が角度のないところから右足で狙い、強烈なシュートで一森を強襲。同39分にも同様の形から伊藤が右サイドを抜け出し、グラウンダーのクロスにFWホセ・カンテが飛び込むも、ワンタッチシュートは大きく枠を外れた。終盤は横浜FMが両ウイングの配置を元に戻し、0-0のままハーフタイムを迎えた。
浦和は後半開始時、早川とカンテに代わってMF関根貴大とFW興梠慎三を投入。最初のビッグチャンスは同5分、左に開いた関根のクロスにMF大久保智明が飛び込んだが、ボレーシュートは大きく枠を外れる。また同6分にはこぼれ球を拾った伊藤のミドルシュートは枠外。その後は横浜FMの攻撃がつながりそうな場面もあったが、大久保や伊藤が良いプレスバックで阻んだ。
横浜FMは後半14分、ヤン・マテウスと西村に代わってFW宮市亮とMFマルコス・ジュニオールを投入。宮市は左ウイングに入り、エウベルが前半途中に続いて右に回った。それでも攻め続けるのは浦和。同17分、伊藤の浮き球パスをうまく収めた関根が振り向きざまにボレーシュートを放ったが、これは一森に収められた。
浦和は後半21分、ダイナミックなサイド攻撃から大久保のスルーパスが酒井に入り、飛び出してきた一森と交錯しながらもゴール前にクロスを送ったが、これは横浜FMの松原がヘディングでクリア。0-0で動かない。直後、浦和は荻原に代わってDF大畑歩夢を投入。横浜FMも一森が膝を痛め、GK飯倉大樹が準備を始めたが、交代は行わないままプレーが再開した。
それでも浦和のセットプレーが終わった直後、一森は再びピッチに倒れ込み、試合は飲水タイムに。このタイミングで飯倉が投入され、エウベルに代わってMF水沼宏太も入った。後半34分、浦和はロングボールに大久保が抜け出し、飯倉よりも先にボールに触ると、バックパスからDF酒井宏樹がGK不在のゴールにシュート。だが、永戸のブロックに阻まれた。
ここでピッチサイドには浦和に新加入し、6年ぶりのJリーグ復帰となったMF中島翔哉が準備。後半38分、MF岩尾憲に代わっての出場でトップ下に入り、MF安居海渡がボランチに下がった。その後は横浜FMが勢いを持って攻め込む時間帯が続いたが、浦和もホイブラーテンとDFアレクサンダー・ショルツのCBコンビが堂々と立ちはだかり、0-0のままタイムアップを迎えた。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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