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FC東京が“25周年”で3発快勝! 原川の加入後初弾、D・オリヴェイラ14点目、俵積田が2戦連続弾! G大阪は5戦未勝利

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完封のFC東京が連勝達成

[10.1 J1第29節 FC東京 3-0 G大阪 味スタ]

 J1リーグは1日に第29節を行った。FC東京ガンバ大阪の対戦は、FC東京が3-0で前節に続く連勝。前半37分にMF原川力、同43分にFWディエゴ・オリヴェイラが立て続けにゴール。後半33分には途中出場のMF俵積田晃太が2試合連続ゴールでダメを押した。

 10位・FC東京は10月1日がクラブ設立25周年の記念日。逆転勝利を飾った前節・サガン鳥栖戦から先発の変更はなし。4-2-3-1の布陣を敷き、GKはヤクブ・スウォビィク、4バックは左からDFバングーナガンデ佳史扶、DFエンリケ・トレヴィザン、DF森重真人、DF長友佑都。ボランチ2人は原川とMF松木玖生。2列目は左からFWアダイウトン、MF渡邊凌磨、FW仲川輝人で、1トップはD・オリヴェイラとなった。

 13位・G大阪は前節・浦和レッズ戦から先発4人を変更する。DFクォン・ギョンウォン、DF高尾瑠、MFネタ・ラヴィ、FW倉田秋が先発入りした。4-1-2-3の布陣で、GKは東口順昭、4バックは左からDF黒川圭介、クォン・ギョンウォン、DF佐藤瑶大、高尾。アンカーはラヴィで、左インサイドハーフはMF山本悠樹、右インサイドハーフはMFダワン。前線3枚は左から倉田、FW宇佐美貴史、FW食野亮太郎が配置された。[両スタメン&布陣]

 序盤はG大阪がカウンターから決定機を作る。前半11分、山本のパスを受けた食野がPA中央に入り込んでシュート。しかしGKスウォビクの飛び出しに阻まれる。同20分には左サイドから倉田がパスを出し、相手の最終ラインを飛び出した宇佐美が反応。PA左から左足シュートを放つも、ゴール右外に逸れていった。

 一方、FC東京は細かくつないで局面突破を狙う。そして前半37分に均衡を破る。右サイドで長友が折り返し、PA手前でディエゴがスルー。背後に待ち構えた仲川がボールを収めると、敵陣に入り込んだ原川がパスを受けてゴール前に進む。右足シュートを決め切り、先制点を手にした。今夏に加入した原川は加入後初ゴールとなった。

 勢いに乗るFC東京は前半のうちに追加点を奪う。前半43分、アダイウトンが中盤左サイドから浮き球のパス。D・オリヴェイラが最前線を駆け抜けると、飛び出したGK東口をワンタッチでかわす。無人のゴールに流し込み、2-0と点差を広げた。

 前半はFC東京が2-0のリードで折り返すと、後半になってもその勢いは落ちない。後半2分にはアダイウトンの折り返しを渡邊が合わせるが、ゴール左ポストを直撃。同9分には渡邊のカウンターからパスを受けたD・オリヴェイラが、PA左から右足シュート。これも東口のセーブに遭った。

 追いかけるG大阪は後半10分に交代カードを使う。倉田を下げ、FWイッサム・ジェバリを投入。ジェバリが最前線に入り、宇佐美が左サイドに移動した。さらに同20分には2枚替え。ダワンと佐藤をに代えて、MF石毛秀樹とDF福岡将太を出場させた。一方、FC東京も21分にアダイウトンを下げ、前節にプロ初ゴールを挙げた俵積田を入れた。

 2点差を守るFC東京は後半32分に3枚替え。仲川、松木、バングーナガンデを下げて、MFジャジャ・シルバ、MF小泉慶、DF白井康介を入れる。その1分後にはダメ押しの3点目。俵積田が左サイドで2人にプレスをかけられるが、ヒールキックの個人技で置き去りにし、そのままPA左に入る。右足シュートをゴール右に決め切り、2試合連続ゴールで3-0と引き離した。

 反撃に出たG大阪を抑え切り、FC東京がそのまま3-0で試合を締める。6試合ぶりの完封で連勝を果たした。G大阪は2試合連続の3失点を喫し、5試合で未勝利が続いている。

(取材・文 石川祐介)
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石川祐介
Text by 石川祐介

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