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16位の柏は細谷先制弾も追いつかれドロー、降格圏との勝ち点差3に縮まる

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1-1でドロー

[11.11 J1第32節 鹿島 1-1 柏 カシマ]

 J1リーグは11日、第32節を各地で行い、J1残留を争う16位の柏レイソル鹿島アントラーズと1-1で引き分けた。他会場で最下位の横浜FCが鳥栖に3-1で勝利したため、降格圏との勝ち点差が3に縮まった状態で残り2試合を迎えることになった。

 ルヴァン杯決勝によるリーグ戦中断期間があったため、両チームにとって2週間ぶりの公式戦。それでも互いに前節と同じ11人をスターティングメンバーに並べた。

 前半は拮抗した展開が続いたが、先に決定機を迎えたのは柏だった。前半34分、中盤でボールを奪ったMF高嶺朋樹が縦につけ、FW細谷真大が左サイドに送ると、FWマテウス・サヴィオの突破がルーズボールを誘発。ゴール前に抜け出したMF山田康太が右足で狙った。だが、これは鹿島GK早川友基がスーパーセーブ。跳ね返りを狙ったサヴィオのシュートも早川に阻まれ、先制点とはならなかった。

 なかなか敵陣に迫れない鹿島は前半45分、痛いアクシデント。細谷との接触で右膝を痛めたDF関川郁万がプレーを続けることができなくなり、DF昌子源を投入した。さらに鹿島は前半開始時、DF広瀬陸斗に代わってサイドアタッカーのMF松村優太を投入し、DF佐野海舟を右サイドバックに回した。

 その後は鹿島がペースを取り戻し、後半8分にビッグチャンス。柏GK松本健太のフィードをMF仲間隼斗がカットし、速攻を仕掛けると、FW垣田裕暉が素早くシュートを放つ。だが、これは松本に阻まれると、跳ね返りを拾ったFW鈴木優磨のシュートはうまく足に当たらず、松本に余裕を持ってセーブされた。

 その後も鹿島が猛攻を仕掛けるが、ゴールを破るには至らない。すると後半32分、柏は鋭いカウンターから細谷が中央でボールを収め、スルーパスを送ると、これにサヴィオが反応。小刻みなステップワークから昌子の股を抜くスルーパスを出し、絶妙なリアクションを見せた細谷がダイレクトで押し込んだ。

 細谷は得点ランキング5位に並ぶ今季13ゴール目。残留を争う大一番でエースが結果を出した。ところが後半39分、柏はクロスボールをクリアしようとしたDF犬飼智也の腕にボールが当たり、VAR介入の結果、ハンドの判定。鹿島はMFディエゴ・ピトゥカが決め、同点に追いついた。

 その後は鹿島が一方的に攻勢を保ち、途中出場のFW知念慶やMF土居聖真が次々にゴールに迫るも、柏も松本やDF古賀太陽が鬼気迫るプレーを見せ、ゴールを割らせない。試合はそのままタイムアップ。残留を争う柏が敵地で勝ち点1を獲得したが、降格圏との勝ち点差は縮まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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