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横浜FM角田涼太朗が海外挑戦を正式発表、移籍への迷いを吐露「海外志向がある自分を少し恨めしく思う自分もいました」

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DF角田涼太朗

 横浜F・マリノスは23日、DF角田涼太朗(24)のカーディフ(英2部)への完全移籍、ならぶにコルトレイク(ベルギー1部)への期限付き移籍を発表した。

 角田は前橋育英高から筑波大に進学し、大学3年の10月に翌々年の横浜FM加入が内定。大学4年の7月には筑波大サッカー部を途中退部し、横浜FMとプロ契約を結んだ。

 横浜FMでプロ4年目となった昨シーズンは、3月に日本代表初選出。しかし怪我で不参加になると、その後も怪我に苦しみながらもJ1リーグ16試合に出場した。

 クラブ公式サイトでは、移籍への思いを打ち明けている。

「愛するマリノスファミリーの皆さまへ。この冬、海外への挑戦を決断しました。新シーズン始動のタイミングになってしまい申し訳ありません」

「優柔不断な自分なりにたくさん考えて、考えて、考えて、強い覚悟を持ち今回の決断に至りました。昨シーズンは怪我を繰り返し、なかなか貢献も出来ずに大好きなチームを離れることは本当に心苦しく、情けないという気持ちがあり決断にブレーキをかけていました」

「ただ、この先ステップアップをして、より大きな選手になることで恩返しをしたい、横浜F・マリノスで育った選手として世界の舞台で戦いたいという想いでチームを離れる決断をしました。横浜 F・マリノスに関わるすべての方々に、言葉に表せないほど心から感謝をしています」

「海外に行かずにF・マリノスでずっとやり続けたいと本気で考えていたこともありました。このチームとまだまだ成長していきたいし、見たい景色があります。海外志向がある自分を少し恨めしく思う自分もいました」

「そう思わせてくれるほど充実した時間を過ごし、F・マリノスでの日々とファミリーの存在が僕の支えでした。それでも、自分が納得するまで上を目指し挑戦し続けたいとも思えました。それも F・マリノスでともに戦った仲間と、日々高いレベルで切磋琢磨できたからです。F・マリノスが僕にすべてを与えてくれました」

「今の角田涼太朗があるのは、間違いなくF・マリノスでの2年半、JFA・Jリーグ特別指定選手の期間を含めると、3年半近くの時間があったからです。2020年10月、大学3年生でこのクラブへの加入を決めた自分に、心から大きな拍手を送りたいです」

「このチームで経験したすべての出来事が、人生においてかけがえのない宝物になりました。ここからキャリアは続いていきますが、いつでも僕の心の中心にトリコロールの存在があると確信しています。皆さんの胸のどこかに少しでも角田涼太朗という存在を刻む事ができたでしょうか?」

「このチームで、トリコロールのユニフォームを着てピッチに立つ為なら、自分がどうなっても良いと、そう本気で思えるチームに出会えたことを心から誇りに思っています。言いたいことがありすぎてどれだけ考えても上手くまとまりません」

「キリがありませんので、夢の続きは未来の自分に託すことにします。F・マリノスでプレーした自信と誇りを胸に、より大きな選手となって再会できるように、まずは世界の舞台で大きく力強く羽ばたいてきます!本当にありがとうございました!行ってきます!」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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