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M・サヴィオのミドルで柏が先制も…京都のルーキー安齋悠人の後半AT同点弾でドロー決着

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柏レイソル京都サンガF.C.の開幕戦は1-1で終わった

[2.25 J1第1節 柏 1-1 京都 三協F柏]

 25日、J1第1節が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、柏レイソル京都サンガF.C.と対戦。柏はFWマテウス・サヴィオが先制するも、MF安齋悠人のゴールで京都が追いつき、1-1のドローに終わった。

 ホームの柏は、大学卒業を前に加入したDF関根大輝(←拓殖大)、柏のアカデミー育ちのMF白井永地(←徳島)という新加入2選手がスタメンに。18日のちばぎんカップ・千葉戦(●1-2)からは2選手を入れ替え、昨季の主力のFW細谷真大とMF高嶺朋樹がスタメンに名を連ねた。

 対する京都も新加入2選手が先発。4年ぶりにJリーグ復帰を果たしたDF鈴木冬一(←ローザンヌ・スポルト/スイス)が左SBに、FWマルコ・トゥーリオ(←セントラルコースト・マリナーズ/オーストラリア)が3トップの中央に。昨季のチーム得点王(10得点)・FW豊川雄太は右のウイングに入った。

 序盤は両チームともに長いボールを多用する展開になる。互いにチャンスをつくれないでいたが、前半30分、相手のクリアボールを敵陣でひろった細谷が、左サイドから中央までドリブルで持ち込むと、右足を振り抜く。しかし、シュートはGKク・ソンユンの正面をついてしまった。

 京都は豊川がペナルティエリアの外で倒されてFKを得ると、キッカーを務めたのは鈴木。左足から放たれたシュートはゴールマウスをとらえたが、GK松本健太がCKへと逃れる。直後の左CKでは、鈴木のクロスの流れから、DFアピアタウィア久が右足で狙うも、GK松本がセーブした。

 アディショナルタイム2分、自陣でボールを奪ったサヴィオは、敵陣で1対2の状況だった細谷にスルーパスを送る。左サイドに流れた細谷は、FW小屋松知哉に預けると、小屋松はペナルティエリアまで走り込んでいたサヴィオに浮き球を入れる。サヴィオのマイナスのボールに細谷が右足で合わせるも、GKソンユンに右足でセーブされてしまい、先制点とはならかった。

 後半立ち上がりにも柏はチャンスを迎える。4分、アピアタウィア久のクリアが小さくなったボールを細谷がひろって、すかさずシュートを打ったが、アピアタウィア久が体に当ててブロックした。

 後半に入ると柏のパスがまわり出すが、決定機には至らない。21分には、小屋松と白井に代えてFW木下康介とMF土屋巧を投入し、打開を図る。

 試合が動いたのは32分、MF山田雄士が持ち上がって横パスを送ると、サヴィオが左ななめ45度の位置から右足を一閃。弧を描いたシュートがゴールに吸い込まれて柏が均衡をやぶった。

 失点直後には、FW山崎凌吾、FW平賀大空、DF宮本優太を次々とピッチに送り込んだ京都。

 柏は関根が斜めに入れたボールを細谷がダイレクトでペナルティエリア内の山田へ。山田が宮本に倒されてPKを獲得する。細谷がキッカーを務めたが、シュートは枠ととらえることができず、追加点とはならなかった。

 アディショナルタイムは4分、再び試合は動く。セットプレーの流れから高卒ルーキーの安齋が劇的同点弾。試合はそのまま1-1で終了し、勝ち点1を分け合った。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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