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FC東京vs広島の対戦はドロー! 両チーム新戦力、大橋祐紀と荒木遼太郎が揃って2戦連続ゴールの打ち合いに

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失点後にFC東京MF荒木遼太郎が同点ゴール

[3.2 J1第2節 FC東京 1-1 広島 味スタ]

 J1リーグは2日に第2節を行った。FC東京サンフレッチェ広島の対戦は、1-1のドロー。広島は後半24分にFW大橋祐紀がPKを決め、2試合連続ゴールとなる今季3点目。しかし同26分にはFC東京もMF荒木遼太郎が2試合連続ゴールとなる今季3点目でお返し。互いにチャンスを作り合うなかで痛み分けに終わった。

 敵地での開幕節はセレッソ大阪と2-2で引き分けたFC東京。先発を2人変更し、DF森重真人と新加入FW遠藤渓太を起用する。4-2-1-3の布陣で、GKは波多野豪、4バックは左からDFバングーナガンデ佳史扶、DFエンリケ・トレヴィザン、DF森重真人、DF長友佑都。2ボランチはMF原川力とMF松木玖生で、トップ下は開幕節でデビュー2発の荒木。前線3人は左から遠藤、FWディエゴ・オリヴェイラ、FW仲川輝人が並んだ。

 新スタジアムの初陣で勝利を飾った広島は、先発に変更なし。3-4-2-1の布陣で、GKは大迫敬介、3バックは左からDF佐々木翔、DF荒木隼人、DF塩谷司。左WBはMF東俊希、右WBはMF中野就斗。2ボランチはMF満田誠とMF川村拓夢で、2シャドーはMF加藤陸次樹と開幕節2ゴールの大橋。1トップはFWピエロス・ソティリウが入った。[両スタメン&布陣]

 FC東京は好連係から敵陣に迫るも、相手の堅守を打ち破れない。広島は強度のあるプレスで徐々に相手を封じていくと、攻撃にも転じていく。前半19分、東俊の縦パスに反応した加藤がドリブルで疾走。PA左で切り返して右足シュートを放つが、コースを空けようとしゃがんだ大橋に当たり、ゴール枠内を捉えなかった。

 前半23分、広島が決定機を作る。左サイドから東俊が大きく浮き球パスを入れると、PA右の深い位置で待ち構えた加藤がボレーシュート。GK波多野に阻まれたボールを再び押し込むが、守備陣のブロックに遭った。

 FC東京は前半34分から連続でチャンスを迎える。荒木がPA手前でボールを収めると、反転しながら右足シュート。しかしゴール上に大きく外れていく。同38分には仲川のドリブル突破から、パスを受けた長友が右サイドからクロス。PA中央でボールを収めたD・オリヴェイラがPA右の深い位置から折り返すも、塩谷にクリアされてしまった。

 前半はスコアレスで折り返し、両チームともにハーフタイムで交代は無し。後半は序盤から広島がボールを握る。FC東京は後半10分にバングーナガンデが利き足とは逆の右足でシュートを放つが、ゴールを大きく外れていく。

 広島はセットプレーで敵陣内に迫り続ける。後半19分には満田が右CKを蹴るも、クリアされた。だが少し時間が空き、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入から主審がモニターでチェック。その結果、CK時にD・オリヴェイラのハンドが認められ、広島がPKを獲得した。キッカーは開幕節でPKを蹴られなかった大橋。冷静にゴールを沈め、2試合連続ゴールとなる今季3点目で先制点を奪った。

 FC東京は直後に2枚替え。後半25分、D・オリヴェイラと遠藤が下がり、MFジャジャ・シルバとMF小泉慶が投入された。その直後にFC東京が同点に追いつく。中盤で長友がボールを奪うと、右サイドで仲川がパスを受ける。大外に走る長友が再びボールを収め、PA右からグラウンダーのクロス。ニアサイドで収めた荒木が体をひねりながら右足シュートを決め、2試合連続ゴールとなる今季3点目。1-1と試合を振り出しに戻した。

 FC東京は後半37分、再び2枚替え。仲川と原川に代えて、MF俵積田晃太とMF東慶悟が出場。すると同39分、俵積田が左サイドからドリブルを仕掛け、荒木のファウルを誘発する。主審が笛を吹き、PKの判定。だがVARのチェックにより主審はPA左外でのファウルとした。PA左外で荒木がFKを蹴るが、ゴールには結びつかなかった。

 試合はそのまま終了し、1-1で引き分け。FC東京は2試合連続のドローで今季初白星はお預け。広島は開幕節に続く連勝とはならなかった。

(取材・文 石川祐介)

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Text by 石川祐介

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