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昨夏の悪夢を乗り越え復活…「無失点はポジティブ」横浜FM畠中槙之輔が大怪我から復帰後初先発フル出場

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[4.3 J1第6節 横浜FM0-0川崎F 日産ス]

 大怪我からの復活を目指してきた横浜F・マリノスのDF畠中槙之輔が、約7か月半ぶりの先発出場を果たした。

 前節の名古屋戦で途中出場して復帰していた畠中は、中3日で行われた川崎Fとのダービーマッチで先発復帰。試合前から雨が降る難しいコンディションで行われたが、畠中は最後までピッチに立ち続けた。

 前半43分にはCKを頭で合わせて決定的なヘディングシュートも放った。GKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれて“快気祝い弾”を奪うことこそ出来なかったが、無失点でゲームを終わらせ、最低限の勝ち点1を呼び込んだ。

「個人的には90分怪我なく終われてよかった。しっかりリハビリの段階からチームのことを見て分析していたので、試合の入りも悪くなかった。点は取れなかったけど、無失点で終われたことはポジティブなのかなと思います」

 畠中は21年夏にも左ハムストリング付着部損傷で手術。長期離脱を経験した。しかしその時は焦りから上手くコンディションが整わないまま、復帰してしまった反省があったという。右膝前十字靭帯損傷および半月板損傷と、今回は故障個所こそ違えど、万全を期しながらリハビリに励んできた。

 今後も経過を観察していく必要があると強調するが、大きな一歩を踏み出したことには間違いない。「応援は力強かったですし、最後もう一息だったけど、最後まであきらめることなく戦うことができた」とサポーターへの感謝を語った畠中は、「次も監督が使ってくれるか分からないけど、いい準備をしたい」と次なる戦いに目線を向けた。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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