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わずか16失点の大分、3戦連続1-0で首位と勝ち点1差に

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[8.28 J1第23節 大分1-0京都 九石ド]

 大分トリニータが粘り強い戦いで京都に競り勝ち、3試合連続の1-0勝利で3連勝を飾った。これで首位の名古屋とは勝ち点1差の4位。リーグ戦10戦負けなしと無敗記録を伸ばし、ホームでも10試合負けなしとなった。
 試合のペースをつかんだのは終始、京都だった。MFシジクレイがパスをさばき、MFフェルナンジーニョが抜群のボールテクニックとドリブルでリズムを生む。前半17分にはDF上本大海のパスミスを奪ったFW柳沢敦がGKと1対1となる決定機を迎えたが、GK西川周作の体を張った守りに阻まれた。
 防戦一方の大分はセットプレーの1チャンスを生かした。前半22分、FWウェズレイの右FKからニアサイドに飛び込んだFW森島康仁が頭で角度を変え、先制のゴールネットを揺らした。
 後半に入っても京都が攻め、大分が守る展開が続いたが、ここまでわずか16失点とリーグ断トツの少なさを誇る大分守備陣が集中を切らさない。後半21分のFW田原豊のヘディングシュートも西川が好反応でかき出し、ピンチをしのいだ。
 後半40分にはFW高松大樹が4月20日の磐田戦以来、16試合ぶりにピッチに立つなど総力戦で1点を守り抜いた大分。移籍後2点目、ホームでは初めてのゴールを決めた森島は「大分は優勝できると思うので、しっかりやっていきたい」と力を込めた。
 ナビスコ杯準決勝をはさんで、次節13日には3位・浦和との上位対決が控える。大分の快進撃はどこまで続くか。浦和戦に注目が集まりそうだ。

(文 西山紘平)

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