beacon

4連敗の新潟・矢野「下を向いても進歩ない」(川崎Fvs新潟)

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.28 J1第23節 川崎F 4-1 新潟 等々力]

 アルビレックス新潟は守備陣が崩壊し1-4で完敗。4連敗となったチームは順位こそ13位と変わらないものの、入れ替え戦圏の16位・磐田との勝ち点差がついに3にまで詰まってしまった。
 この日は守備の柱・DF千代反田充が累積警告で出場停止。右SBの内田潤をボランチに使う布陣を試みるなど変化を加えようとしたが、「なじむまでに時間がかかってしまった。前半は中盤からくさびを入れようとしてカウンターを食らう場面が何度かあった」と鈴木淳監督が振り返ったように、効果を発揮することはできなかった。また、連敗中の影響か受けに入ってしまう場面も。2点をリードされて迎えた後半は前線に人数を掛けて1点を返したものの、そこまで。追撃するために真っ向から攻めぬいた姿勢は素晴らしかったが、結果は残らなかった。後半17分にゴールを決めたFW矢野貴章は「得点が勝利に結びつかなかったのは残念。最後の精度がなかった」と悔しがった。
 苦しい状況だが、ここが踏ん張りどころ。2週間の中断期間で立て直したい。鈴木監督は「パフォーマンスを上げていくことより、セットして、積み上げてきたものをやっていきたい」。矢野は「下を向いていても何の進歩もない。前を向いてやっていきたい」と巻き返しを誓った。

(取材・文 吉田太郎)

TOP