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横浜FMvs名古屋 選手コメント

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[10.19 J1第29節 横浜FM0-0名古屋 日産ス]

 J1第29節は19日、残り2試合を行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスと名古屋グランパスが対戦。互いに決め手を欠き、スコアレスドローに終わった。名古屋は3試合連続の引き分けで4戦勝ちなし(3分1敗)となり、優勝争いの終盤で痛い勝ち点1となった。
以下、試合後の選手コメント

<横浜FM>
●DF栗原勇蔵
「今は守備から入っているから前も個人で崩さないと点が入らないし、前の選手もきついと思う。でも急にやって入るものでもないし、今は守備から入って勝ち点1でも取れれば。先に点を入れられるとやばいのは分かっているから、後ろは耐えようと。きょうみたいに1点も取られなければ負けることはないわけだから。きょうはピンチらしいピンチはなかったけど、相手の2トップの能力は高いから神経は疲れた」

●DF中澤佑二
「優勝争いしているチームに対して内容で負けているわけじゃないし、チャンスもつくっていた。そこまで引き分けで勝ち点1しか取れなかったことを気にする必要はない。残り5試合、全部勝つことだけ考えている。今のうちのチームの状況は元気な選手を使うということ。練習で気を抜いていると、どうなるか分からない。小宮山が外れたのもそうだし」
―選手があまりに変わると難しい面もないか?
「コンセプトは一緒なので。誰が出ても、誰がどこに入っても問題はない。それさえやっておけば、あとは各々のイマジネーション。ゴールをこじ開けるためのアイディアを出せれば」
―後半45分に惜しいシュートを楢崎に止められたが?
「距離が近すぎた。近すぎると当たっちゃう。あそこで切り返す余裕は俺にはない」

<名古屋>
●FW玉田圭司
「チャンスをつくることができないと得点もできない。きょうは引き分けで良かったかなと思う」
―ボールが落ち着かない試合に見えたが?
「そのとおりですね。きょうに関してはカウンターを狙っていた。何回かゴール前までは行ったけど、シュートまで行かなかった。それでは点は取れないかな」
―勝ち点1は痛い結果か?
「どのチームも勝つことを狙ってやっている。残念だけど、次はホームだし、最近ホームで勝っていないので、ぜひ勝ちたい」

●FW杉本恵太
「相手がプレスをかけてくるのは分かっていた。パスがつながっていないイメージが強くて、1対1を仕掛けるのも裏を狙うのも少なくて、自分が入ったら常に1対1で仕掛けてチャンスをつくれればと思っていた。真ん中を経由しないで同サイドでボールを回すと、サイドハーフに入ったときにプレスをかけられる。ボランチとかFWを経由して展開していかないと厳しい」

●MF小川佳純
「相手の守備の罠にはまったような攻撃をしている感じ。サイドバックからサイドハーフにボールが入ったときは周りに敵しかいなくて、相手の罠にかかっている状態だった。ボールの回し方を考えないといけない。真ん中も使う攻撃をしないと、相手も研究している。サイド攻撃が基本だし、そこを変えることはないけど、サイドを崩すための真ん中も必要。ボランチを経由してFWに当ててとか。最終的にはサイドだけど、サイドハーフに持ってくるまでの工夫をしないといけない。ワンパターンなサイド攻撃だと相手も考えている。工夫していかないといけないなと感じた。マリノスも(前節戦った)東京Vも、名古屋にはこうして守ればいい、こうすれば絶対に守れるというのがあった。うちに臨機応変さがなかったし、試合中に改善する頭もなかった」
―臨機応変さとは?
「もっと選手の中でどうしたらいいというのが出てきてもいい。監督の言うことを聞いているだけじゃなくて、どうすればいいのかピッチの中で考えないと。それがうまく行けば監督も納得する。サッカーは型にはまったものじゃない」

●MF吉村圭司
「どうしても勝ち点3を取りたかったけど、まず負けなかったことをいい方に考えないといけない」
―ミドルシュートも狙っていたが?
「力が入りすぎてチャンスにならなかったけど、積極的に行くことはできた」
―中村直志が出場停止だったが?
「直志さんの分まで頑張ろうという気持ちもあった。代わりに入ったヨネさん(米山)も役割を果たしてくれたと思う」
―前半はほとんどペースを握れなかったが?
「全体的にもっと落ち着いてプレーしないといけない。個人個人が慌ててプレーしていた。もう少し落ち着かないと、ああいうバタバタしたゲームになる」

●MF花井聖
―リーグ戦3試合目の出場だったが?
「全然ダメでした。周りが見えてなくて、ミスもあった。流れを変えられず残念。チームが勝てなかったので、それが一番残念です」
―どんなプレーをしようと思っていた?
「決定的なチャンスが少なかったので、スルーパスとかシュートとか狙っていたけど、なかなかできなかった」

(取材・文 西山紘平)

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