[11・30 J1第33節 F東京 1-0 新潟 味スタ]
　前節まで6位のF東京と14位の新潟の一戦は、FW赤嶺真吾の決勝ゴールでF東京が1-0で勝利。5位へ浮上した。F東京は3位・川崎Fと勝ち点2差。12月6日の最終節で勝てば、アジア・チャンピオンズリーグ出場圏内3位に入る可能性がある。一方、敗れた新潟は、最終節で引き分け以下ならJ1・J2入れ替え戦圏の16位に転落する可能性を残した。
以下、試合後の選手コメント


●FW赤嶺真吾
―途中出場での決勝点だったが?
「点取らなきゃいけない、と思っていた。シュート打つことを心がけていた。入ってよかった」
―35,000人を超えるサポーターが来ていたが?
「大勢の中で最後勝ったことはうれしい」
―これでゴールを決めた試合は負けなしだが?
「逆に言えば負けている試合で取れていないということ。こういうところでも取れるよう頑張る」
―千葉との最終節に向けては?
「勝つだけ。みんなで力を合わせて頑張る」

●DF長友佑都
「ACLへ向けてやるしかない。目標は変わらない。厳しい状況だけど勝つしかない」
―赤嶺選手の決勝ゴールについては?
「うれしいでしょう。なかなか中盤の距離が遠くてサポートが遅れた部分ある。(苦しい試合で)最後セットプレーで取れたことはチームが良くなっていることだと思う」

●GK塩田仁史
「序盤からかなり苦しい試合だった。踏ん張ることができてよかった。最近、攻撃陣に助けてもらっている試合が多い。引き分けも許されない状況の中で、ひとつになって戦うことができた」
―苦しい試合だったと思うが?
「試合に入る前から最後までやりきろうと言っていた。(苦しい状況だったが)苛立ちはなかった」

●MF大竹洋平
―決勝アシスト、そして直前にいいミドルシュートもあったが?
「(直前の練習では)いいプレーなかったけど、シュートだけは良かった。(自分の)シュートがCKになってゴールにつながったのはよかった。(得点のCKは)その前のCKがニアでダメだったので、ファーを狙っていこうと思った。(赤嶺が)あわせてくれてよかった」
―苦しい試合を勝ちきったが?
「前なら負けちゃったと思うけど、勝てた。チームは成長していると思う。」


<アルビレックス新潟>
●MF本間勲
「残念。選手全員、今日決めるんだという思いで来た。(下位のチームが)負けたということで状況は変わらない。次、勝てるように頑張る」
―前日に下位のチームが負けていた影響は?
「勝てば残留ということで選手たちのモチベーションは上がったと思う。前半ウチの方がチャンスあった。いい前半だったと思う。だが、後半、五分五分の中でセットプレーで点取られた。その後、前がかりにいってバランスが崩れた」
―最終戦へ向けては?
「サポーターの気持ちは痛いほど分かる。俺たちを信じてほしいし、サポーターを信じて戦っている。ホームでの最終戦、何とか勝利を挙げて、みんなで万歳したい」

●FW矢野貴章
「ウチの方が決定的なチャンスは作っていた。最後決め切れなかったことが敗因だと思う。最後のところ、自分自身チャンスが多い中で決められなかったことは残念」
―押し気味の試合だったが?
「自分たちで勝って決めようと気持ち入ったプレーをやっていただけに、勝てなかったことは悔しい」
―最終戦へ向けては?
「最後はホーム。今日のような試合をして勝ちたい」

(取材・文　吉田太郎)