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ホーム戦ドローの湘南、一同「難しいゲームだった」

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[5.17 J2第15節 湘南1-1草津 平塚]

 「勝てなくて残念なのか、負けなくて良かったのか…。微妙な試合でした」。ザスパ草津と1-1で引き分け、何とか首位をキープした湘南ベルマーレのGK野澤洋輔はゲームを総括した。

 「風がゲームを左右する難しいゲームだった」と反町康治監督が言うように、湘南は前節・水戸戦で5点を叩きだした持前の攻撃力を見せつけるも最後まで決勝点は生まれずドロー。勝点3を逃した。「中盤で潰し合う時間が長く難しい試合だった。僕も決定機はあったが決められなかった」と坂本。この日の坂本のシュートは2本。1-1で迎えた後半22分には、「風を計算して際どい所を狙った」という技ありのクロスでポストを直撃。同33分には、アジエルのパスに抜け出しGKと1対1を迎えるも痛恨のシュートミス。終了直前には左サイドからFW田原豊のダイビングヘッドを演出。しかしいずれもゴールネットを揺らすことは出来ず、指揮官同様「難しいゲームだった」とこぼした。

 湘南は第10節で首位に立ち、一度はその座を明け渡したが第12節でトップのセレッソ大阪を直接対決で引きずり降ろし、その後首位をキープしている。湘南はこのゲームで3連勝がストップ。一方、C大阪は13節から9点奪取で爆勝中。ジリジリと湘南を追い上げ、得失点差で2ポイント差があるものの勝点35で並んだ。雨風があったとはいえホーム戦だったこともあり、「勝てなくて残念」のはず。「負けなくて良かった」。そう言ってうかうかしていたら、C大阪に再び引きずる降りされてしまうだろう。

(取材・文 山口雄人)

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