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ゴールが遠い東京V、草津戦で初の黒星

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[5.28 J2第18節 東京V0-3草津 国立]

 東京ヴェルディが28日、J2第18節・ザスパ草津戦で0-3敗北。6戦負けなし記録をストップされた。

 「ゲームの入り方に勢いがなかった。最初の2失点が響いたし、こういう(雨の)ピッチで良い縦へのパスが出せなかった」。試合後、高木琢也監督が話したように、90分間ゴールが遠かった。前半10分、27分に失点を許したが、その後はオフザボールで俊敏な動きをみせるFW大黒将志をターゲットに縦パスを狙った。しかし、「かなり研究されていた」とFW林陵平が悔やんだように、草津の両CBにキッチリと対応された。前半はシュートミスもあり、決定機すら作れなかった。

 後半はペースを握りゲームを支配。FWレアンドロに関しては個人技で打開を図ろうとボールを持ちすぎ、奪われる場面もしばしば。後半は前半よりも縦へのパスが繋がるようになったが、裏のスペースに抜けるFWと中盤の連携がなかなか噛みあわない。ピッチの悪状況も影響したのか、空回りした歯車は最後まで噛み合うことはなく、4本のシュートチャンスも得点にかえるには至らなかった。「セカンドボールも上手くとられた。ロングボールを活用するうちのサッカーが出来なかった」と林。ゴールが遠かった東京V、草津に初の黒星となった。

<写真>絶好のチャンスにシュートを外す東京V・FW大黒(9番)
(取材・文 山口雄人)

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