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鹿島が公式戦3試合連続セットプレーからの先制点で3連勝

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[5.1 J1第9節 鹿島2-1G大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズのMF野沢拓也が公式戦2試合連続の1得点1アシストでチームを公式戦3連勝に導いた。前半ロスタイム、右CKからDF岩政大樹の先制点をアシストすると、後半23分には直接FKを叩き込んだ。

 壁を越えて決めたFKは若干コースが甘かっただけに「取られたかなと思ったけど。GKは見えなかったんじゃないかな。入ってよかったです」と淡々と喜んでいたが、4月28日のACL全北現代戦(2-1)でもCKからDFイ・ジョンスの先制点をアシストし、自ら2点目も決めた。2試合連続の1得点1アシスト。野沢の右足が冴え渡っている。

 前節4月24日の横浜FM戦ではMF小笠原満男がFKでイ・ジョンスの先制点をアシストしており、チームは公式戦3試合連続でセットプレーから先制点を決め、3連勝を飾った。

 野沢は「ジョンスも入って、うちには(セットプレーで)点を取れる選手が多い。いいボールを上げようと心がけているし、中の選手とは常に話し合って、それぞれどこで合わせてほしいとか話している。セットプレーはうちの武器でもあるし、その結果が点につながっていると思う」と胸を張った。

 拮抗した試合展開でセットプレーは大きな武器になる。野沢と小笠原という正確なキッカーと、圧倒的な空中戦の強さを誇る岩政とイ・ジョンス。鹿島の強力な得点パターンが接戦で勝敗を分けている。

<写真>鹿島MF野沢
(取材・文 西山紘平)

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