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柏vs愛媛 試合後の選手コメント

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[5.2 J2第10節 柏1-0愛媛 柏]

 J2第10節は2日、各地で9試合を行い、日立柏サッカー場では首位柏レイソル愛媛FCと対戦。柏は前半30分、FW田中順也のプロ初ゴールで先制すると、そのまま1-0で逃げ切った。これで3連勝となり、開幕からの無敗記録を9試合(7勝2分)に伸ばし、首位も堅持した。
以下、試合後の選手コメント

<柏>
●FW田中順也
―プロ初ゴールとなったが?
「無我夢中で、とりあえず足に当たってくれと思って思い切り蹴った。自分が打ったんじゃないんじゃないかと思うぐらい頭の中が真っ白になって、本当にうれしかった」
―開幕戦以来の先発だったが?
「今日は本当に結果を出したいと思っていた。スタメンを奪いたい気持ちが強かった」
―今年が1年目だけど、去年も特別指定選手で試合に出てゴールを決められず悔しい思いもしたが?
「長かったですね。ほんとはルーキーで、プロになって3ヵ月ぐらいと言いたいけど、去年からお世話になっているから。去年から本当に迷惑ばっかかけて、やっと少し貢献できたかなと思う。1点取れて、もう一段階成長できると思う。点を取れたのは大きいし、次も取りたい。どんどん取ります」

●FW工藤壮人
―今日は田中との2トップだったが?
「自分の役割は決まっているし、相手が変わってもやることは変わらない」
―前半のヘディングの場面は?
「(小林)祐三さんがいいボールを上げてくれたけど…。あそこで決めてれば前半は2-0だったし、もう少し楽な展開になった」
―愛媛の守備の印象は?
「守備が堅いのは分かっていたし、やってみて確かに堅いと思った。でもほころびは出るし、どこかでチャンスは来ると思っていた」
―ここから連戦となるが?
「連戦の1戦目に勝ったことは大きい。波に乗っていけるし、次対戦する甲府は大逆転で勝ったみたいだし、相手の特徴をしっかり整理したい」

●MF澤昌克
―後半ロスタイムにGKと1対1になったが?
「サイドに流し込もうと思ったけど、バレバレだった。初ゴールが頭をよぎりすぎたかも。次ああいう場面が来たら、今度こそ決めたい。今は決まらない時期だけど、我慢して、めぐずにやっていきたい」
―アシストの場面は?
「左で(橋本)和が切れ込んだと思った瞬間、相手の右サイドバックが棒立ちになったので、裏に抜けたらボールが来た。中を見たら、(田中)順也が一番フリーだなと思って、上げたらうまく順也のところにいってくれた」

<愛媛>
●FW福田健二
「しっかりとした守備からカウンター、セットプレーで点を取るというのがうちの狙い。前線から守備をするのは体力的なリスクもあるけど、そういうコンセプトの下でやっているし、ある程度は自分を犠牲にするのは仕方がない。ただ、ゴールしないと意味がないし、そこはブレずにやっていきたい。今日はシュートもなかったし、反省するところはいっぱいある」
―過密日程だが?
「こんなに続くのは経験がない。自分自身、これもチャレンジ。ここでくよくよせず、切り替えて、次の試合で勝ち切ることが大事」
―柏相手にできたこともあった?
「もうちょっと攻撃的に行ってもよかったかなと思う。しっかりとした守備から早い攻撃を意識してやったけど、失点して難しくなった。いいクロスが入れば1点というところもあったし、そこの精度を高めれば、点も取れたと思う」

●MF内田健太
―柏の印象は?
「個々の能力が高くて、攻められる時間が長かったけど、やれないことはないと思った。次につながるし、連戦が続くけど、今日も誰が出ても変わらなかったし、続けていきたい」
―なかなかチャンスをつくれなかった?
「守備が堅いと言われるけど、点を取らないと勝てない。最後の質を高めて、ゴールに貪欲にやっていきたい。前半は守備に追われる時間が長くて、向こうにもスペースはあったけど、守備で引き過ぎて、ボールを奪ってからゴールまでの距離が遠かった。奪ってから遅いというのもあって、判断が遅れて寄せられたり。早いテンポで、1タッチ、2タッチで回せればいい攻撃ができたと思う」

●DF関根永悟
「前半は守備がはまらなくて、しんどかったけど、失点はもったいない形だった。DFラインのメンバーはすごい替わっていたけど、声を出してやっていたし、失点のシーンだけもったいなかった。後半はチャンスになりかける場面もあったし、そういう形を増やせれば。前半は後手後手で、後半みたいに前からいける形が増えればよかったと思う」

●DF高杉亮太
「前半はちょっとうまくはまってなくて、柏の両サイドが絞ってくるところにだれもいけなかった。前半は相手のDFラインに対してプレッシャーにいけなくて、裏に出されるのが怖くてラインが下がっていた。相手のサイドバックにプレッシャーをかけて、ラインを上げることが必要だと思う。センターバックで出るのは今年初めてだったけど、ある程度は(小原)章吾さんとのバランスもよかったと思う。失点のところは、こっちが余り過ぎて、後手を踏んでしまった」

(取材・文 西山紘平)

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