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長友の後釜SBは松下。「自分のやれることをやろうと思った」

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[7.17 J1第13節 F東京2-2神戸 味スタ]
 FC東京のMF松下年宏が移籍した長友佑都の穴を埋めるべく、左サイドバックで初先発した。長友佑都の海外移籍をにらみ、このW杯中断中から急遽、習得に取り組んだ。チームとしては2-2の引き分けに終わったが、前半18分には2点目の起点となるなど及第点といえるデキだった。
 「やれることと、やれないことがわかった。できた部分は、自信になったところもありますね。長友の後でプレッシャーは? それはなかったです。自分のやれることをやろうと思ってやりました。つなぎの部分とか、上がっていくところはできたと思います」
 中断期間中のある日、城福監督から呼ばれ、「左サイドバックで考えているから」と通達された。もともとは左右のMFをこなす選手だが、起用さも売りで、試合途中でサイドDFを務めることはしばしばあった。しかし4-4-2のサイドバックでの先発は初めて。それでも、松下に迷いはなく、「分かりました」と即答したとう。「やってやろう」という気持ちになったともいう。
 松下は、長友ほどのスピードや運動量は備えていないが、ボール扱い、キックの精度には長けており、DFラインからつなぐサッカーを目指すFC東京には、合っているともいえる。
 「サイドバックを楽しめた? まだまだです。今ちゃん(今野)と話をしたりして、いろいろ修正していきたい」。長友の後で左SBをやるのは大変といえるが、持ち前の器用さを武器に、自分のものにしていせる。
(取材・文 近藤安弘)

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