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ヨンセンがハット!岡崎が3戦連発!清水が6発大勝

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[8.1 J1第16節 湘南3-6清水 平塚]

 J1第16節は1日、各地で4試合を行い、平塚競技場では湘南ベルマーレ清水エスパルスが対戦。清水はFWヨンセンのハットトリック、FW岡崎慎司の3戦連発弾などで6-3と快勝し、首位・鹿島との勝ち点差1を守った。

 湘南は4-4-2にシステムを変更し、FW中村祐也が4試合ぶりの先発でFWヴァウドと2トップを組んだ。
 4-3-3の清水は出場停止のMF本田拓也に代わってMF山本真希がアンカーに入った。右サイドバックのDF辻尾真二も練習に遅刻したためベンチ外となり、DF市川大祐が代役を務めた。
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 試合は立ち上がりから清水が怒涛のゴールラッシュを見せた。前半4分、前線でくさびに入ったMF藤本淳吾が胸で落とすと、DF村松大輔がクリアミス。村松のキックはヨンセンに当たって目の前にこぼれ、ヨンセンが難なく押し込んで先制点を奪った。

 前半10分にはMF兵働昭弘の豪快な左足の無回転ミドルで追加点。さらに同12分、市川の右クロスにまたも湘南DFが処理を誤り、こぼれ球を押し込んだ岡崎が3戦連発となるゴールを決める。同26分には岡崎の落としたボールを受けたヨンセンがDFのプレッシャーが甘いのを見逃さず、PA外から左足でミドルシュートを決めて4-0とリードを広げた。

 まさかの立ち上がりとなった湘南だったが、前半終盤に意地を見せる。前半41分、左サイドからの折り返しをMFエメルソンが右足で流し込み、1点を返すと、同43分、左サイドをえぐったMF永木亮太のクロスに中村がスライディングシュートで押し込んだ。

 2点を返し、2-4で折り返した後半開始から湘南はヴァウドに代えてFW田原豊を投入。清水もハーフタイムに小野を下げ、MF伊東輝悦をピッチに送り込んだ。

 前節のC大阪戦も3点をリードしながら最後は3-2と1点差に詰められた清水。長谷川健太監督はハーフタイムに「C大阪戦と同じことを繰り返すのか。それでは成長がない」と選手にゲキを飛ばす。

 すると、後半6分、市川が右サイド深くまで進入し、ゴール前にクロス。ニアサイドに飛び込んだヨンセンが豪快なダイビングヘッドを突き刺し、ハットトリックを達成。同9分にはPA内左サイドに切れ込んだ藤本が左足の鮮やかなループシュートを決め、6-2と再び4点差に突き放した。

 湘南は後半41分、永木が左サイドからゴール前にスルーパスを送ると、こぼれ球をエメルソンが右足で押し込み、3-6。最後に意地のゴールは奪ったが、結局6失点の大敗で3連敗となった。

<写真>得点を決めた岡崎(23番)とヨンセン(18番)
(取材・文 西山紘平)

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