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[スルガ銀行CS]2ヵ月ぶり先発の平山が1得点1アシスト、敵将も「高さ」に脱帽

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[8.4 スルガ銀行チャンピオンシップ F東京2-2(PK4-3)LDUキト 国立]

 約2ヵ月ぶりとなる先発チャンスをしっかりと生かした。5月26日のナビスコ杯・仙台戦以来、公式戦7試合ぶりの先発となったFC東京のFW平山相太が1得点1アシストの活躍でチームにタイトルをもたらした。

 0-1の前半34分、MF田邉草民のミドルシュートをGKが前にこぼすと、すかさず右足で押し込み、同点ゴール。後半18分にPKで再びリードを許し、敗色濃厚の後半ロスタイムにも平山の高さが生きた。DFキム・ヨングンからのロングボールにDFと競り合いながら頭で落とし、FW大黒将志の同点弾をアシストした。

 「力みすぎないで、自分のやることをしっかりやればいいと思って、リラックスしてできた。体はベストではないけど、いい感触はあった」。リーグ戦では最近3試合出番がない。出場機会に恵まれないうっ憤、試合への飢えを久々のピッチにぶつけた。

 LDUキトのエドガルド・バウサ監督も試合後、印象に残った選手を聞かれ、MF森重真人とともに平山の名を挙げ、「彼の身長の高さにはてこずった。彼がいたために、自分たちでコントロールが利かなかったし、悩まされた」と絶賛した。

 この試合が先発奪回への足がかりとなるか。「やっぱり先発で出たい? そういう気持ちはずっとある。気持ちを切らさず、チャンスを待つしかない」と表情を引き締めていた。

<写真>F東京FW平山
(取材・文 西山紘平)

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