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安全面優先し、携帯の緊急地震速報で試合を一時中断へ

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 Jリーグが地震対策のガイドラインを作成した。23日から再開するリーグ戦において震度4以上の地震が予測された場合、試合を一時中断させることを決めたと、21日の日刊スポーツが報じている。その判断基準は、携帯電話による緊急地震速報発令という。東日本大震災の余震がいまだに続いており、観客、選手の安全確保のために決断した。

 携帯電話の緊急地震速報が1つの基準になるが、担当者は適用された理由について「メールが届くというのは、震度4以上の強い揺れの可能性があるということ。届いた時点で試合を中断する作業をします」と説明したという。携帯電話にはエリアに応じて緊急地震速報をメール配信する機能がある。これを1つの基準にするようだが、ただ、その精度は完ぺきではない。

 試合中断は主審に決定権があるが、日刊スポーツによると、試合中は口頭では気が付かない場合を考慮し(1)クラブ運営者→第4審→主審と(2)場内放送→主審の2通りの方法を考案。音とバイブ機能で主審に異常を伝える「シグナルビップ」を利用し、副審、第4審が発信する無線機で速やかに指令を送るガイドラインを作成し、各クラブに通達した。安全最優先で試合を開催する。

(文 近藤安弘)

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