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甲府が“メモリアルゲーム”で今季最多の4発沈め、G大阪に逆転勝利!!

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[7.16 J1第5節 甲府4-3G大阪 中銀スタ]

 ヴァンフォーレ甲府が6戦負けなしと好調を維持するG大阪に4-3の逆転勝利を収めた。史上初となるMF伊東輝悦のJ1通算500試合目に加え、DF内山俊彦にとってはJ通算300試合目、さらには三浦俊也監督とFWパウリーニョの誕生日となった“メモリアルゲーム”を白星で飾った。

 ホームで圧巻の逆転劇を演じてみせた。前半15分、19分と立て続けに失点。しかし、わずか1分後の同20分、FWパウリーニョの左クロスにFWハーフナー・マイクが頭で合わせて1点を返した。ハーフナーの今季8点目で甲府は勢いづく。同30分、DFダニエルのミドルシュートはポストを叩くが、ここで獲得した右CKから同点弾が生まれた。右CKをファーサイドのハーフナーが頭で落とすと、最後はゴール前混戦から内山が左足で押し込んだ。2-2で前半を折り返した。

 後半に入り、G大阪の怒涛の攻撃を浴び、耐える時間が続く。なんとか凌いでいたものの、後半21分、MF遠藤保仁の右CKから最後はDF中澤聡太に決められてしまい、2-3とまたもリードされた。だが直後の同23分、ハーフナーのポストプレーからPA内に抜け出したMF石原克哉がMF武井択也に倒され、PKを獲得。これをパウリーニョがGKの逆を突き、冷静に沈めて3-3の同点に追いついた。

 試合を決めたのはエースの一撃だった。同点から2分後の後半25分、相手陣内でMF片桐淳至が激しくプレッシャーをかけ、ショートカウンター。こぼれ球をMF柏好文が流し、PA内中央で受けたハーフナーが左足グラウンダーのシュートを決めた。ハーフナーの得点ランクトップタイに並ぶ今季通算9得点目が決勝点となり、甲府が4-3の劇的勝利を飾った。

 試合後のテレビインタビューでハーフナーは「300試合の人、500試合の人、誕生日の人がいたし、ホームだったので勝ちたかった」と笑顔をみせた。今季最多の4得点と、ここ最近は低調だった攻撃陣が大爆発。FWダヴィの獲得も決まり、巻き返しへの体制は整った。48歳の誕生日を白星で飾った三浦監督は「1-0で勝つよりも4-3で勝つ方が面白かった」と話し、「誕生日に初めて勝ったかもしれない」と表情を緩めていた。

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