ヴァンフォーレ甲府は21日、FWハーフナー・マイクがフィテッセ(オランダ)に移籍することが決まったと発表した。

　フィテッセは今季のオランダ1部エールディビジで第17節終了時点で8勝5分4敗の勝ち点29で6位につけている。DF安田理大も所属しており、07年にカナダで開催されたU-20W杯に出場したU-20日本代表時代のチームメイトと再び一緒にプレーすることになる。

　横浜FMユース出身のハーフナーは06年に横浜FMのトップチームに昇格。08年は期限付きで当時J2の福岡に移籍し、09年に横浜FMに復帰したが、同年5月、J2の鳥栖へ再び期限付き移籍した。10年から甲府に完全移籍。昨季はJ2で31試合に出場し20得点を記録し、チームのJ1昇格に貢献すると、今季もJ1で32試合に出場し、得点ランキング2位、日本人ではトップの17得点を挙げたが、チームは1年でのJ2降格が決まり、欧州挑戦の意向を示していた。

　今年9月にはW杯アジア3次予選に追加招集される形で日本代表に初選出。10月11日のタジキスタン戦では国際Aマッチ初先発を飾り、初ゴールを含む2得点を決めるなど一気に存在感を高めている。

　ハーフナーはクラブを通じて「2年間という短い時間でしたが、応援してくれてありがとうございました。山梨での時間は自分にとって大切なものとなりました。これからもマイペースで頑張るので、もしよければ応援よろしくお願いします!」とコメント。自身のさらなる飛躍がザックジャパンにとっても大きな力になるのは間違いない。

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