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Jデビュー戦の慶大出身DF黄大城が先制アシスト!京都が熊本に快勝

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[3.17 J2第3節 京都2-0熊本 西京極]

 京都サンガF.C.がJデビューした左SBの活躍などでロアッソ熊本を2-0で破った。ともに前節初勝利を挙げたチーム同士の一戦は、前半32分にスコアが動く。MFチョン・ウヨンとのワンツーで左サイドを突破した新人SB黄大城が絶妙な左クロス。これを中央にフリーで走り込んだFW宮吉拓実が右足ダイレクトで押し込んで先制ゴールを決めた。

 桐生一高(群馬)から慶應義塾大を経て今季京都入りした黄大城は年代別の韓国代表候補歴を持ち、J1王者の柏も獲得に動いたほどの185cmの大型左SB。圧倒的な空中戦の強さが最大の魅力だが、この日は攻撃力でチームに貢献し、宮吉の得点シーンでは宮吉と同様に黄大城もチームメートたちから祝福を受けていた。

 一方、熊本は開幕から2試合連続得点中のMF武富孝介が右足を負傷して前半26分に交代してしまうアクシデント。34分には武富に代わってピッチに入ったMF大迫希がMF片山奨典からのパスを左サイドのゴールライン付近で受けて右足シュート。だが、シュートは京都GK水谷雄一に当たってゴール左ポストを叩き、さらに35分にも左CKからDF矢野大輔が放った決定的なヘディングシュートが、再び水谷のビッグセーブに阻まれてしまう。

 逆にハーフタイムに大木武監督から「怖がらず、前へ出ていこう。2点目をとるぞ!」と送り出された京都は後半15分、18歳の日本代表FW久保裕也が右サイドへはたくとDF安藤淳の右クロスをファーサイドのMF中山博貴が右足ダイレクトでゴール左隅へ叩き込み2-0。京都は久保が個人技でDFを外してから放った右足シュートがクロスバーを叩くなど追加点を奪うことはできなかったが、ブラジル人FWドゥトラの退団報道でチームが揺れる中でしっかりと勝ち点3を獲得。ヒーローインタビューに臨んだ宮吉は「テソン君からいいボールが来た。今後も続けていきたい」。一方の熊本はGK南雄太が好守で奮闘したが、好調MFが負傷するアクシデントなど痛い敗戦となった。

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