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悔し涙から2週間…有田のプロ初ゴールで愛媛は栃木と引き分け

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[3.25 J2第5節 愛媛1-1栃木 ニンスタ]

 愛媛FC栃木SCの一戦は1-1の引き分けに終わった。栃木は前半34分にFW廣瀬浩二の4試合ぶりゴールで先制したが、愛媛も後半15分にFW有田光希のプロ初ゴールで同点に追いつき、勝ち点1を分け合った。

 立ち上がりは愛媛が主導権を握った。MFトミッチが中盤で存在感を発揮。前半10分、中盤でボールを奪ったトミッチの縦パスからFW石井謙伍がシュートを狙うが、枠を外れる。同12分にもトミッチが高い位置でボールを奪取。今度は自ら右足でロングシュートを狙ったが、GKが何とかキャッチした。

 ペースをつかみ始めた愛媛だったが、前半19分にトミッチが負傷交代するアクシデント。すると徐々に流れは栃木に傾き、前半34分、左サイドを抜け出したMF杉本真の折り返しを廣瀬が左足で流し込み、先制点を奪った。

 その後は2試合連続無失点中の栃木を攻めあぐねる愛媛だったが、後半に入って攻勢を強め、後半15分に執念で同点ゴールを奪う。セットプレーのこぼれ球からハイボールをDFアライール、DF村上巧が頭でつなぎ、石井が競り合って落としたボールを有田が右足ダイレクトボレーでゴールネットに突き刺した。

 今季神戸から期限付き移籍で加入した有田。11日の横浜FC戦(0-0)ではシュート7本を放つなど再三の決定機を迎えながら決め切れず。試合後は悔し涙を流し、その後2試合は欠場していた。この日は後半10分からの途中出場。ピッチに入って5分で待望のプロ初ゴールという結果を残し、喜びを爆発させた。

 一気に逆転を狙う愛媛は後半29分、MF渡邊一仁の右クロスに石井がヘディングで合わせるが、ゴール上へ。栃木も途中出場のFW久木野聡がスピードを生かしてフィニッシュに持ち込むなど好機をつくったが、互いに勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。

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