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矢野の復帰後初ゴールで新潟が今季リーグ戦初白星!!

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[4.14 J1第6節 C大阪0-1新潟 金鳥スタ]

 待望の復帰後初ゴールだ!! アルビレックス新潟セレッソ大阪のホームに乗り込み、0-0で迎えた後半40分、FW矢野貴章の今季初ゴールで1-0で競り勝った。今季から新潟に復帰した矢野は公式戦8試合目で初ゴール。チームを今季リーグ戦初勝利に導いた。一方、前節の大宮戦に3-0で快勝し、ホームで今季初の連勝を狙ったC大阪はU-23日本代表MF清武弘嗣を中心に新潟ゴールに迫ったが、1点が遠かった。

 均衡を破ったのはこの男だった。後半35分、MFアラン・ミネイロに代わって出場した矢野は同40分、相手DFのクリアボールのこぼれ球をPA内右サイドで拾うと、右足を一閃。鋭い弾道のシュートがゴール左隅に突き刺さり、新潟に決勝点をもたらした。

 待望の初ゴールだった。今年1月にブンデスリーガのフライブルクから復帰。ドイツでは17試合連続でベンチ外という屈辱を味わい、クラブから戦力外通告を受けての復帰に本人も「試合に出ることで自分を再生させたい」と強い決意を語っていた。

 それだけに試合後は「もっと早い段階で取りたかったが、貴重なゴールが取れてよかった」と安堵の表情を浮かべ、黒崎久志監督も「彼の力なら(今日のような)厳しい試合でも決める力を持っている。彼が決めたことはウチにとって大きい」と喜んだ。

 矢野のJリーグでのゴールは2010年8月17日の清水戦(4-1)以来、606日ぶり。自身の今季初ゴールとともに、チームも6戦目でようやく初白星を手にした。「初勝利まで長い間待たせてしまった。また勝ち点3を取れるように頑張りたい」。ドイツで苦汁をなめた元日本代表FWが、チームとともに巻き返しを誓った。

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